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最新パーツ性能チェック 第130回

AMDの新APU“Trinity”のグラフィック性能を検証する

2012年09月27日 13時01分更新

文● 加藤 勝明

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ベンチ環境は3パターン用意

 今回入手したAPUは最上位モデルである「A10-5800K」と、ミドルクラスに属する「A8-5600K」の2製品。そして評価用マザーはASUSTeK製「F2A85-M PRO」を準備した。

今回入手したCPU。左がA10-5800K、右がA8-5600Kとなる。金属製のカバーにモデルナンバーやOPNの刻印等は従来と同じデザインとなっている。ちなみにOPNはそれぞれ「AD580KWOA44HJ」と「AD560KWOA44HJ」となっていた

「CPU-Z」「GPU-Z」でA10-5800Kの各種情報をチェック。CPU/GPUいずれも32nmで製造されていること、メモリーバス幅は128bit、ビデオメモリーは512MBであることなどがわかる

こちらはA8-5600Kの情報。SP数が若干少ない256基になっており、描画性能が若干抑えられていることがわかる

 その性能を比較するにあたって用意した検証環境はTrinityを含めて全部で3種類。Llano世代の最上位「A8-3870K」のほか、Intel HD4000が利用可能な「Core i5-3570K」「Core i3-3225」も準備した。
 さらにディスクリートGPUとの性能差を見るために、Radeon HD 7750搭載ビデオカードを準備。これは「A10-5800K」環境と組み合せて使うことにする。
 ちなみに、TrinityのGPUドライバーはAMDの推奨によりCatalyst12.8を導入している。

Trinityテスト環境
CPU AMD「A10-5800K」(3.8GHz/Radeon HD 7660D)
AMD「A8-5600K」(3.6GHz/Radeon HD 7560D)
マザーボード ASUSTeK「F2A85-M PRO」(AMD A85)
メモリー DDR3-1600 4GB×2
ストレージ Intel SSD 330 120GB
電源ユニット 玄人志向「KRPW-G630W/90+」(630W/80PLUS GOLD)
OS Windows7 Professional SP1(64ビット)
グラフィックドライバー Catalyst 12.8
比較用GPU ASUSTeK「HD7750-1GD5」(Radeon HD 7750)
Llanoテスト環境
CPU AMD「A8-3870K」(3GHz/Radeon HD 6650D)
マザーボード GIGABYTE「A75M-UD2H」(AMD A75)
  その他のパーツは共通
Core iテスト環境
CPU Intel「Core i5-3770K」(3.4GHz/HD Graphics 4000)
Intel「Core i3-3225」(3.3GHz/HD Graphics 4000)
マザーボード ASUSTeK「P8Z77-V PRO」(Intel Z77)
  その他のパーツは共通

最高でCore iのほぼ2倍の描画性能を達成!

 ではベンチの結果を見ていこう。GPU性能が控えめなので、いつものGPU性能検証時のような最高画質前提の設定ではなく、解像度や画質をやや落とし、ライトゲーマーが使うことを少し想定に入れた設定にしている。
 まずはDX11世代のベンチ専用ソフト「3DMark11」と「Unigine Heaven 3.0」の結果を見てみよう。3DMark11はPerformanceのみ、Heavenは「テッセレーションおよびアンチエイリアス無効、異方性フィルタリングx4、シェーダーHigh」設定でテストしている。

3DMark11(単位:score) better→

Unigine Heaven 3.0(単位:fps) better→

 最もわかりやすくてインパクトのあるのが3DMark11の結果だ。Core i5-3570KとA10-5800K、そしてRadeon HD 7750へ、スコアはほぼ2倍ずつ増加している。またLlano世代を基準にするとTrinityは3割増程度だ。
 HeavenではA10-5800KはCore i5-3570Kの1.5倍程度の性能差に縮まっているが、Trinityの内蔵GPUは統合型としては非常に優れた存在であることは確かだ。

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