このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 5 6 次へ

安くて速いぞ 冬ボーナスで買うAMDオンリー自作特集 第2回

5万円でも驚きの快適さ!? AMD A6で作る低価格自作PC

2011年12月06日 12時00分更新

文● 池座 優里

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 AMDオンリー自作PC特集の1回目では、スペック重視のハイエンドPCということで、金額面はあまり気にすることなく高性能なパーツを中心としたPC構成を紹介してきた。

 2回目となる今回は、AMDプラットフォームの特徴でもあるコストパフォーマンスの良さを生かして、安価ながら性能も満足できる自作PCを構成してみよう。なお、今回設けたルールは以下のとおり。

  • 価格は5万円以内。
  • 各ショップやメーカーが展開しているセット割引などは考慮しない。
  • OS代は含めない。
  • モニター、マウス、キーボードは含めない。
  • パーツ類はすべて新品を使用。中古品やジャンク品は使用しない。

 この制約の中で、どの程度のパフォーマンスを実現できるだろうか。

肝となるのは「AMD A」シリーズAPU

AMD Aシリーズは高性能なGPUを搭載。予算の制約が厳しい際には強い味方だ(写真はA8-3850)

 5万円という限られた予算のなかで、グラフィックスカードに割り当てられる金額は多くない。かと言って、「ローエンドの製品を購入して性能的に満足できるか?」と言われると、それも疑問が残る。

 そんなジレンマを解決してくれるのが、「AMD A」シリーズAPUだ。これまでのCPU内蔵グラフィックスと言えば、ローエンドグラフィックスカード並の性能が発揮できれば十分だった。しかしAMD Aシリーズでは、ミドルレンジ向けである「Radeon HD 5600」相当のGPUコアを統合。これにより、内蔵グラフィックスの常識を覆す性能を実現している。そこで今回は、このAMD Aシリーズを中心にパーツ構成を検討していく。

AMD Aシリーズのブロックダイアグラム。CPUコアとして「Stars」コアを4基搭載する一方で、ダイの半分をGPUコアが占めている

AMD Aシリーズのラインナップ

A8-3850 A6-3650 A6-3500 A4-3400 A4-3300
ソケット Socket FM1
コア数 4 3 2
動作周波数 2.9GHz 2.6GHz 2.1GHz 2.7GHz 2.5GHz
2次キャッシュ 4MB 3MB 1MB
内蔵GPU Radeon HD 6550D Radeon HD 6530D Radeon HD 6410
シェーダープロセッサー数 400 320 160
テクスチャーユニット数 20 16 8
ROP数 8 4
GPU動作周波数 600MHz 443MHz 600MHz 443MHz
TDP 100W 65W
実売価格※1 1万500円 7500円 6000円 5400円

※1 実売価格は11月29日掲載の「サハロフ佐藤のアキバ定点観測」での目標価格を引用

 それでは次ページから、本特集おすすめのパーツ構成を紹介していこう。価格を抑えるのはもちろんのこと、できる限り性能にもこだわってパーツを選択している。

前へ 1 2 3 4 5 6 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

ピックアップ

ASCII.jpメール アキバマガジン

ASCII.jp RSS2.0 配信中