全員初体験の新東京サーキット
どんな戦いができるのか!?
全員が新東京サーキットを初めて走るのだが、イイヅカはカート2回目、BUBBLE-B氏も3回目とのことで経験不足は否めない。にょろり氏はレーシングスーツやヘルメットでフル装備で見た目は速そうだ。まずは練習走行でそれぞれが5周ほど走る……予定だったのだが、ドライバーズミーティング中に突如豪雨が振り出した。不安になる電アスレース部一同。今日は雨男のサクマがコミケに行っているので安心しきっていたのだが。まさか、千葉に念を送っているのでは……、と話し合っていると雨は止み、練習走行前にはすっかり天候が回復した。
しかし、路面はびしょ濡れ。筆者が最初に走ったのだが、アンダーステアとかそういうレベルじゃなく曲がらない。ハンドルを切っているのに真っ直ぐに進んでしまうのだ。びしょ濡れの路面をスリックタイヤで走る恐ろしさを身をもって思い知らされた。筆者の走行が終わったあたりから路面も乾き始め、電アスレース部のメンバーも次々に練習する。時間が余ったので、筆者もドライ路面を走らせてもらった。左周りとはいえ、結構アクセル全開で行けるポイントが多いので、どれだけヘアピンからの立ち上がりで加速できるかがポイントだなと、したり顔でメンバーに語った。
レースは12時~15時までの3時間耐久レースで、9回のピットインが義務づけられる。電アスレース部の作戦としては、ひとり10周でピットに入ろうということになった。これまで、ピットインしたいのに次のドライバーがコースを見ていないという状態があったので、みんなできるだけコースを見ようぜ! と呼びかける。もちろん、他人様に迷惑をかけない、怪我しない、いのちだいじにの3原則は最低限である。
レースのスタートドライバーは筆者が担当。スタンディングスタートなので、ライトが消えたらレース開始である。相変わらずくじ運が悪かったので、午前中に行なわれたグリッド&マシン決めのくじ引きで20番を引いてしまい、21台中20番手からのスタートになってしまった。しかし、スタートはドンピシャのタイミングで会心のロケットスタート! と思いきや、マシンが全然加速しない。最初は前に追いつくかと思われたが、1コーナーに入る前に後ろにも抜かれてビリになるという屈辱! 2コーナーくらいからはすっかり一人旅であった。レンタルカートはマシンの個体差があるため、いわゆるハズレを引いてしまうと、どうにもならないのである(と、マシンのせいにした)。
バトル相手もいないので、ひたすらラインを試行錯誤して周回する。なんとか前を走る1台を抜いたところでピットイン。ニッシーにバトンを渡した。走行順は筆者、ニッシー、イイヅカ、BUBBLE-B氏、YK3、にょろり氏の順だが、途中で筆者が取材に出かけたため、バラバラになってしまった。
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