泣いても笑ってもこれが最後!
もてぎのノックアウト予選は超激戦!
ついにSUPER GT 2012シーズンの最終戦がやってきた。秋晴れのツインリンクもてぎは、とても決勝日(28日)の降水確率が約80%とは思えないほど素晴らしい天気だ。
空気もほどほどに冷たいせいか、心なしか全車が速い練習走行。上位陣は1分50秒台を連発しており、ノックアウト予選を最後まで生き残るには50秒台に入れられるかどうかがキモになりそうだ。トップタイムをマークしていたのは、チャンピオン争いの一角である#911 タイサンポルシェだ。「1'50.099」というタイムで圧倒的な速さを見せた。
しかし、ウェイトが降りたミクZ4も「1'50.713」という好タイムで4位につけた。そんな中、2位のタイムを出していた#66 でちゃうアストンがエンジントラブルでストップしてしまう。こちらもチャンピオン争いをしており、本国からエンジニアが来日しているそうだが、事態は深刻そうだ。
ピットウォークでは9月の富士に引き続き、アニメ「うーさーのその日暮らし」からうーさー(黄獣)が、ゲーム「Project mirai」からミクダヨーさんが出撃。あっという間に人垣ができてGSRのピットは大騒ぎとなっていた。
そして迎えたノックアウト予選1回目。ミクZ4もMirai Z4もトラブルはなくすこぶる順調とのことで、期待ができる。1回目は15分間のGT300占有走行時間の間に16位以内に入らなければいけない。さらに連続して同じドライバーは乗れないので、1回目のドライバーが自動的に3回目のドライバーとなる。
そんな1回目のステアリングを託されたのは、ミクZ4が谷口選手、Mirai Z4が番場選手とどちらもエースの出陣だ。谷口選手は3周目で「1'50.930」というタイムを出し、2回目の片岡選手にタイヤを温存するためすぐにピットイン。結局7位で1回目を通過した。「マシンの感触がよかったので、タイヤをいたわって次の片岡選手に頑張ってもらうためにも、すぐにピットインした」と谷口選手。
一方、Mirai Z4の番場選手はなぜかタイムが上がらない。結局、規定時間に16位以内に入ることができず、なんと18位で1回目にノックアウトされてしまった。この下にいる痛車は#2 エヴァ紫電だけ……。番場選手に予選アタックの様子を聞くと「ハッキリとした原因は究明中ですが、ほとんどミスがなかったにもかかわらず、タイムが上がらなかった。本当に悔しい。決勝は18番手からのスタートですが巻き返したい」とのこと。またもや2回目を走ることができなかった佐々木選手は「番場選手が1回目を走ると、僕が2回目を走れないというジンクスでもあるんでしょうか(笑)。ただ、僕自身も練習走行でなかなかニュータイヤに合わせられなくて……。こうなったら、決勝は雨になってくれたほうがワンチャンありそうです」と決勝を見据えていた。
予選1回目を通過した痛車は、7位ミクZ4、9位マッハ先輩、13位音々コルベット、15位イカ娘フェラーリの4台となった。
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