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OpenFlow/SDNの波が来た 第9回

「UNIVERGE PF6800」と「UNIVERGE PF5240」

NECのOpenFlow製品、複数PFC管理対応などの機能強化

2012年07月03日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 7月2日、NECはOpenFlow/SDNに対応した「UNIVERGE PFシリーズ」(プログラマブルフロー)のプログラマブルフローコントローラ「UNIVERGE PF6800」(PFC)と、プログラマブルフロースイッチ「UNIVERGE PF5240」の機能強化を発表した。

プログラマブルフローコントローラ「UNIVERGE PF6800」(PFC)と、プログラマブルフロースイッチ「UNIVERGE PF5240」の役割

 この機能強化では、まず複数のPFCを統合管理に対応した。従来のGUI管理画面はPFC単位ごとに別れていたが、新機能により、複数のPFCの情報を統合するWeb GUI管理画面で全体を可視化することが可能となる。これにより、複数のデータセンタや拠点に設置した複数のPFCに対する集中管理が容易になるという。

 また、「仮想テナントネットワーク(VTN)」の設計構築をユーザーが容易にできるというGUI管理画面ツールも加わった。GUI管理画面上で簡単なマウス操作によってVTNが構築可能となり、従来コマンドで入力していた作業と比べ、操作性とユーザービリティが向上しているという。

 そのほか、外部の運用管理アプリケーションなどからPFCの各種操作(フロー制御など)を実行できるWeb APIを公開。これにより、プログラマブルフロー以外のシステムとの連携が可能となった。さらにVLAN機能は最大4096個というID設定制限を越えた利用、PFCからOpenFlowに対応していない同社製スイッチ「UNIVERGE QXシリーズ」への設定も実現した。

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