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OpenFlow/SDNの波が来た第22回

NICTとの映像伝送実験でも0.02秒で障害復旧

MPLS-TPに対応!NECの通信事業者向けOpenFlowスイッチ

2013年04月10日 17時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 4月10日、NECは高い信頼性が求められる通信事業者のコアネットワーク向けのOpenFlow対応スイッチを開発したことを発表。独立行政法人 情報通信研究機構(NICT)と共同で、広域実験用ネットワークで映像伝送実験を行ない、0.02秒という短時間で障害復旧したという。

 今回開発したOpenFlowスイッチは、放送や金融、データセンター間などで高品質な通信を行なうためのMPLS-TP(Multi-Protocol Label Switching Transport Profile)に対応する。通信事業者のコアネットワークで本スイッチを利用した場合、障害発生時の障害箇所の迅速な回避や経路変更などが可能となる。また、ネットワークのSDN化により、サービス機能追加などが容易になり、顧客であるサービス事業者の要求に応じ、柔軟かつ迅速に対応できるようになるという。

コアネットワーク向けのOpenFlow対応スイッチ(同社サイトの資料より抜粋)

 実証実験としては、NICTの広域実験用ネットワークである「JGN-X」を経由して、沖縄県名護市から東京までプロ野球オープン戦の高精細な映像データ(4K)を伝送。MPLS-TPによる通信とOpenFlowを用いた経路変更を連動し、通信事業者向けの高品質なネットワークでの映像伝送、および回線切断の試験を行なった。この回線切断・復旧において、通信障害の検出から復旧までの時間が、MPLS-TP通信時で0.02秒程度を実現。高信頼な通信の目安となる0.05秒よりも十分に短時間での復旧を実現し、現状の通信事業者のサービス品質に耐えうる高信頼な運用が行なえることを確認したという。

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