2月12日、シスコシステムズはシスコ ユニファイド アクセス(Cisco Unified Access)ファミリーの新製品や新機能を発表した。無線LANコントローラー搭載の「Cisco Catalyst 3850スイッチ」を筆頭に、コントローラアプライアンスやポリシー&管理ソリューションなどを新たに提供する。
有線と無線のネットワークを統合することでネットワーク設計をシンプルにするという戦略で、ネットワーク全体を単一のポリシー(One policy)ソースと単一の管理(One management) ソリューションに基づき制御し、高いセキュリティを備えた単一のネットワークインフラに統合するという。これを実現すべく同社は新たにCisco Unified Access Data Plane ASIC (UADP ASIC)を設計し、有線と無線トラフィックの処理を単一のデータプレーンに一元化。高いパフォーマンスと拡張性を実現し、有線と無線で一貫したサービス適用を可能にするという。
UADP ASICは、ワイヤレスLAN(WLAN)コントローラー内蔵の新しい「Cisco Catalyst 3850 Unified Accessスイッチ」のほか、IOSベースのソフトウェアを搭載した60Gbps対応の「Cisco 5760 Unified Access WLAN Controllerアプライアンス」などの新製品に搭載されている。UADP ASICにはプログラマブルなデータプレーンが搭載されており、同社のSDN用ツールキット「Cisco onePK」をベースにしたSDNサービスの導入も可能になっているという。
また、「Cisco Identity Services Engine (ISE) 1.2」は、複数のアクセス方法とデバイスタイプのためのポリシーを1つにしてシンプルに作成できる。Good、Airwatch、Mobile Iron Zenprise、SAPなどの有力な業界ソリューションにモバイルデバイス管理(MDM)を統合するという。さらにアプリケーション、サービス、エンドユーザーを把握でき、自動化されたワークフローによりネットワーク管理をシンプルする「Cisco Prime Infrastructure 2.0」もリリースした。
発表されたソリューションは、2月13日・14日、東京で開催される「Cisco Connect」で紹介・展示される。

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