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International CES 2012特集 第11回

CES2012で見た 2012年のレノボはこの製品が面白い!

2012年01月14日 15時54分更新

文● 西田宗千佳

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変わらないデザインと価値をUltrabookに
ThinkPad T430u

ThinkPadのUltrabook「ThinkPad T430u」。薄型デザインになったが、ThinkPadらしさは変わらず

 どうやらレノボはWindows 8世代を見据えて、これまでのPCから「形をかえていく」ことを想定しているようだ。一方で、形の変わらない製品ももちろんある。「ThinkPad T430u」は、そんな製品のひとつだ。発売時期は2012年8月以降とされている。

ベック「これはUltrabookでは初めて、独立型GPUを採用した製品です。オーダー時にインテルのCPU内蔵グラフィックスか、NVIDIAの独立GPU(NVS系列)を搭載するかを選べます。また、Ultrabookは基本的にSSDを使うものが主流ですが、キャッシュ用のフラッシュメモリーを積むなら、HDDを利用することも許されています。T430uでは、標準の9.5mm厚のドライブを使えるのが特徴です。ですから、最大1TBまでのHDDを搭載できます。プロフェッショナルには重要なことです」

 T430uの背面は、非常につるっとしていて美しい。OSのライセンス証紙も貼られていないが、これは内部にある。

底面は非常にシンプルで美しい形になった。証紙などを貼らなくていいように裏蓋の構造を変えたほど

ベック「マイクロソフトとの取り決めでは、ユーザーが裏蓋を『ネジを使わずすぐに取り外せる』機器の場合、証紙は本体内部に貼ってもいいことになっています。T430uはルックスを保つため、裏蓋をネジとねじ止めでなく、ラッチひとつで外れるようにしています」

 なお、底面のデザインを重視したため、ThinkPadの伝統のポートリプリケーター用端子はなくなっている。そこで、USB3.0を使った新しいポートリプリケーターが用意された。

ベック「こちらには、USBやEthernetなどの端子のほか、2つのディスプレーポートも用意されています。すなわち、このポートリプリケーターを使うことで、トリプル・ディスプレーまでに対応できるのです」

USB 3.0を使った新ポートリプリケーター。T430uを想定したものだが、ほかの機種でも利用できる。DVI出力が2つ用意されているのが特徴

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