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International CES 2012特集 第13回

スマートテレビは2012年の主役になれるか? CESを振り返る

2012年01月18日 21時37分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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サムスンが発表したスマートテレビの使用シーンイメージ。ジェスチャー操作などUI面からの変革も試みている

 新技術を搭載するテレビは、近年のCESで常に主役であり続けていた。大画面化や映像処理エンジンによる高画質化、3D対応といったムーブメントが次々と登場して、今後のテレビをリードしていく技術や製品が披露されてきた。

 開幕前より、今年のCESでのテレビは「スマートテレビ」が話題の中心になるだろうと予想されていた。では実際にCESで注目を集めたテレビはなんだったのかを振り返ってみよう。

スマートテレビの出展は多いが
主役というほどの勢いには欠ける?

 CESの主役となると言われたスマートテレビだが、実際に主役をはるほどの注目を集めていたかと言うと、そこまでの勢いがあるようには、記者には見えなかった。スマートテレビの定義を大雑把に言えば、「インターネット接続機能を持ち、テレビ視聴だけでなくビデオ配信サービスや多彩なアプリケーションを利用できるテレビ・セットトップボックス(STB)」というところだろうか。これらの機能を備えたテレビやSTBは確かに多数出展されていたが、実のところこれらは2012年になって急に登場してきたわけではなく、2011年のCESでも出展されていたという事情もある。

 CES開幕前には、グーグルのスマートテレビプラットフォーム「Google TV」の最新版を採用したテレビやSTBが多数出展されるのかと期待していたのだが、期待に反してGoogle TV対応機器の出展は多くなかった。ソニーやシャープ、パナソニックに東芝、サムスンやLG電子といった大手テレビメーカーのうち、Google TV対応機器を出展していたのは、2011年から引き続いてのソニーとLG電子程度。中国のハイアールがGoogle TV搭載テレビを出展していたり、半導体メーカーのMarvellのブースに超小型のSTBが展示されてはいたものの、「どこを見回してもGoogle TVだらけ」という状況にはなかった。

2011年のCESでは、先陣を切ってGoogle TV対応機器を発表したソニー。今年も展示はあるものの、それほど目立ったアピールはしていない。写真左はGoogle TV機能を内蔵するBDプレーヤー。右は内蔵型テレビ

LG電子はスマートテレビのプラットフォームとして、自社プラットフォーム(左)とGoogle TV(右)の両睨み戦略をとる。見た目や機能は似通っているので、2種類手がける必要もないように思えるが……

Marvellブースには、自社のSoCを使った小型のGoogle TV対応STBを出展。Androidマーケットにも対応しているようだ

中国のハイアールもGoogle TV機能を内蔵したテレビを出展。しかし注目されていた様子はない

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