このページの本文へ

鳥居一豊の「最新AVプロダクツ一刀両断」第37回

3Dとゲームに夢中になる喜びをあなたにも!!

ゲーマーのための極上テレビ「REGZA 26ZP2」(前編)

2011年07月13日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

画質の満足度は極めて高い

自宅に設置した状態。後ろのテレビは50V型(パイオニア KRP-500M)。サイズにしておよそ1/4サイズ。小型軽量を生かし、使わないときは部屋の隅に片付けている 自宅に設置した状態。後ろのテレビは50V型(パイオニア KRP-500M)。サイズにしておよそ1/4サイズ。小型軽量を生かし、使わないときは部屋の隅に片付けている

 今回は、いつものレビューのように製品の詳しい機能などについてはあまり紹介せず、実際に買って自分の部屋で使った人間にしかわからないことを中心にレポートしたい。

 まずはサイズ感。予想通りだが、実際に家に置いてみた感想は「小さい」。メインで使っている50V型のプラズマテレビよりも(距離的に)手前に置いているものの、それでも小さい。

 しかしながら、画素数としては同じ1920×1080なので、画素がぎゅっと詰まった凝縮感があり、REGZAらしい忠実感のある画質のせいもあり、緻密でリアルな映像という印象になる。

画質調整のためのメニュー画面はZ2シリーズとほぼ同様。「3次元フレーム超解像」も当然のことながら装備されている アニメはもちろん、映画やテレビドラマの制作解像度を指定することで、より精密な映像処理が行なえる「原画解像度」の設定も可能だ
画質調整のためのメニュー画面はZ2シリーズとほぼ同様。「3次元フレーム超解像」も当然のことながら装備されているアニメはもちろん、映画やテレビドラマの制作解像度を指定することで、より精密な映像処理が行なえる「原画解像度」の設定も可能だ
レゾリューションプラスの設定による画質差を比較してみた。左がオンで右がオフ。違いはわずかだが、オンにした方が細かなテクスチャーがよりきめ細かく再現されていることがわかる。輪郭の不自然な強調感などの違和感も少ない
コンテンツモード設定で「アニメモード」(左)と「オート」(右)を比較。オートでもコンテンツをある程度分析して最適な処理を行なうので際立った差は少ない。いろいろと試したところ、地デジで多いノイジーな場面では、アニメモードの方がノイズ感が減っていた
原画解像度も比較してみた。左が「オート」で、右が「1280×720」。一般的なハイビジョン制作のアニメ番組に多い1280×720としても際立った差はなかった。愛着のある作品以外は「オート」のままで問題なさそうだ

倍速駆動は必要か!?

「レゾリューションプラス6」の設定画面 「レゾリューションプラス6」の設定画面。動きの精細感にも効能が発揮される

 26ZP2には倍速表示のための機能がないので、そのあたりの設定項目に違いがあるが、高画質関連の機能はほとんどZ2シリーズと共通になっている。3次元フレーム超解像を採用した「レゾリューションプラス6」の搭載なども同じだ。

 このほか、番組表やUSB HDDを使ったテレビ録画(ZP2は地上/BS/110度CSデジタルのダブル録画のみで、ダブル録画中の裏番組視聴機能はない)なども、機能に多少の違いはあるものの、ほぼ同様と言っていい。

 今回は、ここでいきなり2Dの画質を紹介してしまうが、パネルサイズこそ小さくとも、やはりZ系シリーズの高画質をきちんと踏襲しており、その満足度は極めて高い。

 赤、青、緑といった原色はかなり鮮やかに再現する傾向だが、決して派手になりすぎることはなく、中間色の再現や肌の質感が豊かなこともあり、テレビらしいきれいさとモニター的な正確な表現をうまくバランスさせた映像と感じる。

 26ZP2は倍速駆動ではない点が多少気になるところ(ちなみに32V型の「32ZP2」は倍速駆動対応)。残像とまではいかないが、素早く動く映像がやや不鮮明に感じてしまう程度の、動画解像度の低下は確かにある。スポーツ中継のカメラの素早い動きではその傾向が見て取れるし、テロップの移動で文字がぼやけて見えてしまうこともある。

 そのあたりで多少の不満を感じることはあるが、実用上はそれほど気になるものでもなかった。まず、動画解像度の低下だが、(止まっている人や物の)動き始めのまだそれほど速くはない動きではブレやぼやけを感じることはなく、目で追い切れないほどの速さになるとぼやけ始める。つまり、動いたとたんに解像感が劣化してしまうようなことはあまりなく、ぼやけ自体があまり気にならない。

 これは、ゆっくりした動きの映像の高精細化にも効果のある3次元フレーム超解像の威力だと感じた。

 さらに言えば、26V型でフルHDという画素ピッチの狭さは、そのパネルを4枚つないだだけで52V型の4K2K(4000×2000画素)相当の画面を実現できるほどのもの。26V型のテレビの多くは1366×768画素だが、画面サイズが小さいため動画の再現についてはフルHDと実用上ほとんど差がないように見える。肉眼では違いを認識するのが難しいレベルの精細度であり、そもそも動画解像度の低下の影響が少ないのだ。

 だから、倍速駆動でないと困るような事例は、前述の通りスポーツ中継や、テレビ放送のテロップ表示でのブレが目について気になる場合などだ。動くテロップがあまりないBDソフトなどを主体で見る人ならば、あまり影響がないと思う。

 倍速駆動ができるということは、必然的に1フレーム前後の遅延が発生するということも覚えておいてほしい。なぜなら、倍速では現在のフレーム情報をメモリーして、次のフレームが表示されたタイミングで一気に2倍の速度で描画する仕組みだからだ。動画補間などの処理を行なえば、さらに遅延が増える可能性もある。

 倍速駆動によるメリットとゲームなどにおける遅延を減らすことは、完全にトレードオフの関係になると考えていい。倍速のできない26ZP2を選ぶか、倍速駆動ができる32ZP2を選ぶかは、自分の使い方に合わせて選択することになる。後者を選ぶと、サイズが一回り大きくなってしまうのは少々気になるが……。

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

最新記事

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン