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四本淑三の「ミュージック・ギークス!」 第27回

ニコニコ世代の「アングラ」生んだ、ヒッキーPに聞く

2010年07月03日 12時00分更新

文● 四本淑三

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幼稚園の頃から好きだったこと

―― ヒッキーPは謎の多い人だし、作品もブッ飛んでてわけ分からない感じだし、すごく今日は楽しみにしていました。

ヒッキーP あっ、ありがとうございます!

―― あっ! 「わけ分からない」とか言ってすみません!

ヒッキーP いいえ、「何だこれは!」と思ってもらって動画を閉じてもらえたら嬉しいです!

ヒッキーP。光の向こうに

―― では、まず定石通り音楽的バックグラウンドを教えてください。

ヒッキーP CDプレイヤーにデジタルで「何分何秒」と表示されるじゃないですか。それを見ていると「1分50秒くらいからサビに入って、2分10秒でサビが終わって間奏に入って」みたいなことが分かるわけです。

―― ええと? 確かにそうですが。

ヒッキーP 幼稚園のころの話なんですが、カセットに自分の鼻歌を録音するのが好きだったんですよ。自分でカセットに録音した鼻歌も、サビが何分何秒からはじまって、みたいなことを調べるんです。

―― つまり音楽の構成を分析するのが好きだったわけですね?

ヒッキーP そうですね。目に見える記号が面白かったんです。曲の詳細や歌詞が載っているようなアルバム全体の「佇まい」が好きだったんですよ。

―― その後、楽器はやらなかったんですか。

ヒッキーP 小学校低学年の頃にエレクトーンは習ってました。小三の時には、父親が「ZO-3」のギター(フェンダー社製のエレキギター)を買ってきてくれたんです。とはいえ当時の僕はあまり興味は持てなかったんですけど、指にはめてギュイーンと鳴らすヤツで……。

―― 「ボトルネック」ですよね。指にガラスや金属のパイプをはめるやつ。

Image from Amazon.co.jp
SONAR HOMESTUDIO 7XL

ヒッキーP はい。それで遊んでました。今でもギターをテクニカルに弾くなんてできないんですけど。でも中二のクリスマスに父親が「SONAR」を買ってくれたんです。

―― あらっ、いきなりDAWですか。

ヒッキーP それまではWindows付属のレコーダーで遊んでいたんですけど、音楽を作るソフト(DAW)にすごく興味があったんです。だからその日は嬉しくて涙が止まらなかったです。

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