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四本淑三の「ミュージック・ギークス!」第111回

GINGAレーベル主宰者インタビュー後編

シーンに挑戦するGINGAレーベルの音楽づくりにせまる

2012年12月29日 12時00分更新

文● 四本淑三

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 アングラボカロシーンの鬼才、ヒッキーPが初の一般流通アルバム「Eutopia」を発売しました。今回はEutopiaの発売元である「GINGAレーベル」のインタビュー後編をお届けします。前編の「ボカロシーンの鬼才を口説いたGINGAレーベルとは」と合わせてお読みください。

   商業盤は売れてナンボの世界。それ自体は悪ではない。音楽マーケットのヒエラルキーがピラミッド型なら、市場が拡大するほど底辺は豊かになっていくはずだからである。

 ところが90年代半ばに絶頂を迎えたCDバブルを振り返ってみよう。リリース数を絞り、少ないタイトルに大量の広告費を投入することで、効率良く収益を上げるというのが、この時代のメジャーの手法であった。その結果、規模こそ大きくなったが、ピラミッドの底辺は切り捨てられ、多様性に乏しい市場になってしまったのである。

 CDバブル崩壊後に生まれたボーカロイド関連の音楽市場も、それと似たようなことになりつつある。あらかじめ数の読めるボカロPを集めるのは、商売だから当たり前。しかし皆が同じようにリスクの低い制作を続けて行くと、どのような結果になるのか。そうした手法へのアンチテーゼとしても、「GINGAレーベル」の存在は興味深い。

 ヒッキーPこと大高丈宙(おおたか ともおき)の一般流通アルバム『Eutopia』を発売したGINGAレーベル。前回に続いて、その主宰者である曽根原僚介さんのインタビューをお届けしたい。

GINGAレーベル主宰の曽根原僚介さん。下北沢の事務所にて

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