追っかけ再生には未対応!?
さて、もっとも使うことになるであろう録画機能を見ていこう。録画予約は番組表から行なうことができる。カーソルで録画したい番組を選び、○ボタンを押すと録画時間などが表示されるので、問題なければ「予約する」を選択すればよい。ちなみに予約した番組はオレンジ色の背景になり、録画が始まると紫色になる。
出演者やキーワードを使った検索機能も用意されている。番組表を表示中に□ボタンを押すか、メインメニューから「SEARCH」を選ぶことで検索機能が利用できる。
条件として指定できるのはジャンルとキーワード、チャンネル、そして時間帯だ。キーワードは2つの「含む」と1つの「除く」があり、たとえばタレントAとBは出演しているが、俳優Cは出演していない、といった検索に対応している。
検索結果を表示中にSELECTボタンを押せばソート順を切り換えられる。項目には放送日時と番組名、そしてトルミルの「トル」順が選べる。
録画した番組はメインメニューの「ビデオ」を選ぶと再生できる。まず録画したビデオの一覧が表示され、その中から再生するものを決定すると再生が始まるという流れだ。
左右で早送り、巻戻しが可能で、1.5/10/30/120倍速を選択できる。またL1/R1キーで15秒間分再生位置を変えるフラッシュ戻し、フラッシュ送りが可能。また、便利なのが□ボタンで使えるシーンサーチだ。15秒/30秒/1分/2分/5分のいずれかの間隔でサムネイルが表示されるので、見たい場所に即座に移動できる。音楽番組で好きなアーティストの場面だけを見たいといったときに有効だ。
非常に残念なのは、追っかけ再生ができないこと。録画番組一覧に、録画中の番組も表示されるのだが、再生しようとすると「録画が完了していないビデオは再生できません」と表示される。また、シングルチューナー機のため録画中に放送中の別の番組を見ることもできない。
全体的にとてもいいデキに仕上がっているだけに、こうした制限があるのは非常にもったいなく感じてしまう。
さて、今回はあまり時間がなくプレイステーション・ポータブルとの連携をじっくりと試すことができなかった。このあたりは来週紹介したい。
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