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物欲AVコモノ道 第37回

カセットの音楽を手軽にデジタル化! 「THOMSON CE-26」

2010年01月18日 12時00分更新

文● 川添貴生/インサイトイメージ

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極々シンプルな機構のカセットデッキ

本体前面。中央にカセット挿入部があり、その左隣りに操作用のボタンがある。本体右にあるのが電源スイッチ兼ボリューム調整つまみ

本体前面。中央にカセット挿入部があり、その左隣りに操作用のボタンがある。本体右にあるのが電源スイッチ兼ボリューム調整つまみ

 CE-26はカセットデッキとUSBポート、SDメモリーカードスロットがあり、本体両側面のスピーカーを使ってそれぞれのメディアを再生できるほか、前述のとおりカセットの内容をSDメモリーカードとUSBメモリーのいずれかに録音できる。録音形式はMP3で、ビットレートは128kbps固定だ。

ボタンや端子類がてんこもりの前面とはうって変って本体背面はシンプル。音声出力しかない

ボタンや端子類がてんこもりの前面とはうって変って本体背面はシンプル。音声出力しかない

 そのほかのインターフェイスとしては、外部入力端子と音声出力端子、ヘッドフォン端子が用意されている。なお外部入力端子を使って入力した音声も、カセットテープと同様にSDメモリーカードやUSBメモリーにMP3形式で録音できる。

 本体前面には操作用インターフェイスが並ぶほか、電源スイッチを兼ねるボリュームダイヤルを備える。また製品にはリモコンが添付されており、SDメモリーカードやUSBメモリーに保存された曲の再生や曲送り/戻し、録音などが可能。ただし電源のオン/オフや音量調整はできない。

再生の状態からボタンを半分押し込むと早送りになる(左)。さらに押し組むとテープがイジェクトされる(右)

 カセットテープの操作は、停止と早送り、そして再生の3つの操作をデッキの横にあるボタン1つで行なう仕組みとなっている。具体的には、カセットデッキにテープを挿入すると自動的に再生が始まり、ボタンが最大限に飛び出す。この状態から、ボタンを半分ほど押し込むと早送り、すべて押し込めば停止(イジェクト)というわけだ。

付属のリモコン。カセットデッキの操作はできない

付属のリモコン。カセットデッキの操作はできない

 CE-26のカセットデッキに巻戻しという概念はなく、どうしても巻戻したい場合は1度カセットテープを裏返してセットした上で早送りし、その上で再度裏返してセットする必要がある。つまり、早送りと巻戻しを繰り返して頭出しをするといった作業は事実上難しい。

 このため、テープの片面、あるいは1本丸ごとMP3に変換したい場合はこれでもさほど問題はないが、テープの一部分だけを取り込みたいといった場合には、大ざっぱに頭出しした上で、PC上でMP3編集ソフトを使って切り出した方が手っ取り早いだろう。

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