このページの本文へ

図で解剖!スイッチ&ルータ 第1回

通信の流れがしっかりわかる!

ネットワーク機器の代表「スイッチ」の役割とは?

2009年07月23日 09時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

スイッチの外見を見てみる

 動作原理は後述するとして、まずはスイッチの外見と利用形態を見てみよう。

 一口にスイッチといっても、実はいくつか種類がある。単に外見を見ただけでも、家庭で利用する小型筐体のもの、企業の部署で使う多ポートのボックス型スイッチ、通信事業者が使う大型で信頼性の高いシャーシ型スイッチ*2などの種類がある。また、扱うデータや機能によっても、利用するスイッチは異なる(これらに関しては、回を改めて紹介する)。

*2:シャーシ型スイッチ 単一筐体にすべてが収められているボックス型スイッチに対して、インターフェイスやCPU部などそれぞれ「モジュール」という単位で分割されているスイッチ。

 ただ、多くのユーザーにとってなじみ深いのは、スイッチングハブと呼ばれる機種だ(図2)。スイッチングハブは、金属やプラスチック製の筐体を採用しており、前面に複数のポート、背面に電源コネクタが用意されているのが一般的だ。前面に用意されたポートの数は4ポートのものから、48ポートを超えるようなものまで数多くある。

図2 スイッチングハブの外観とデータの送受信

 スイッチの通信相手となる端末側にはLANインターフェイスのポートがある。LANインターフェイスは、端末側でのデータの出入口であり、このポートとスイッチのポートをLANケーブルでつなぐと通信が可能になる。

 スイッチングハブの電源が入った状態でコネクタと呼ばれるケーブルの接続部分をポートに差し込むと、結線は完了。ポートに隣接しているLEDが点滅する。これは電気の信号を送受信し、実際に端末とスイッチングハブが通信を始めた証拠だ。この通信には「Ethernet」という規格を用いており、ケーブルやポートの物理的な形状、電気信号のやり取りなども、すべてこのEthernetに従っているのだ。

 では、実際にこのスイッチがどのように通信を行なっているのか、次ページから見ていこう。

(次ページ、「Ethernet規格によるデータ伝送」に続く)


 

カテゴリートップへ

この連載の記事

アクセスランキング

  1. 1位

    ITトピック

    “VMwareショック”余波、IaaSベンダー撤退も/本音は「拒否したい」時間外の業務連絡/IT部門のデータメンテ疲れの声、ほか

  2. 2位

    データセンター

    首都圏のデータセンター枯渇、電力コストの高騰、エンジニア不足 課題から考える最新データセンター選び

  3. 3位

    デジタル

    なぜ大企業でkintoneの導入が増えているのか? DX推進と「脱・属人化」を実現するエンプラパートナーに聞いた

  4. 4位

    TECH

    【提言】「VPNの安全性」が通用しない時代 ZTNAへの困難な移行を経営層はサポートせよ

  5. 5位

    TECH

    自律的に動けないメンバーを持つくらいなら、一人で全部やったほうが幸せに働ける「管理職の憂鬱」に関する調査

  6. 6位

    データセンター

    「NVIDIA Blackwell GPU」約1100基搭載のAIインフラが稼働 さくらインターネットが石狩DC内で

  7. 7位

    ビジネス

    行政DXを超え、デジタルで市民の力を引き出す“地域社会DX”へ 兵庫県豊岡市の挑戦

  8. 8位

    デジタル

    kintoneの大企業売上は間もなく3割に サイボウズはグローバルで“戦える”新サービスも開発中

  9. 9位

    デジタル

    地方テレビ局が生成AIで記事作成を爆速に でもその裏で“10倍増えた”業務とは?

  10. 10位

    TECH

    IT人材の約半数が「静かな退職」 正当に評価されないし心身の健康を優先

集計期間:
2026年02月26日~2026年03月04日
  • 角川アスキー総合研究所