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週刊 PC&周辺機器レビュー第5回

さすがは法人向け HP Mini 2140は使えるネットブック

2009年05月08日 12時00分更新

文● 池田圭一

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シンプル&スマート! 堅牢性重視のアルミボディー

 まずは外観から見ていこう。液晶ディスプレーを閉じた状態では、ボディーは高級文具か医療用の道具といった雰囲気を醸し出している。全体的にはスクエアだが、各辺は曲面となっていて側面や底面にも目立った凹凸はなく、ツルリとした印象がある。鞄への出し入れも楽だろう。

 開口部の大きなExpress CardスロットやLAN端子にホコリや細かなゴミが入らないかとやや心配になるが、製品にはきちんとカバーが付属しているとのことだ。

修正:掲載当初、「スロットを塞ぐカバーが付属していない」と記述しておりましたが、これは試用機材固有の問題で、製品にはカバーが付属しているとのコメントが同社よりありました。それに合わせて、該当する記述を修正いたしました。(2009年5月13日)

本体左側面 本体右側面
コネクター類は両側面に分散されている。右側面の大きな開口部は、Express Card/54(上側)とSDメモリーカードのスロット
本体背面 背面にはコネクターがなく、バッテリー(標準3セル)のみ。オプションの6セルバッテリーを装着すると、下部が出っ張る形となる

 筐体の天板と底部はアルミニウム合金製で、アルマイト処理により硬化させてある。表面には細かなヘアライン加工がなされており、手に持った感じは冷たく硬質。皮脂汚れなども付きにくいようだ。サイズは、横261mm×奥行き166mm×高さ27.2~35.5mmで、重さは約1.19kg。重量配分もバランスが取れていて、特に持ちにくいことはなかった。

本体天板 天板と底側はアルマイト処理されたアルミニウム、ヒンジ部分にはマグネシウム合金が使われている

 液晶ディスプレーを閉じた状態でも、電源や無線機能のオン/オフが可能だ。ただし、青色LEDのインジケータランプはかなり明るく、室内で使用するときには眩しく感じることもあった。

本体前面 開閉ノッチがないのはネットブックに共通なところ。電源スイッチやインジケーターランプは前面に並ぶ
すっきりとした底面 すっきりとした底面。目立つ構造やでこぼこもない。ライセンスシールはWindows Vista Businessのものだが、これには理由がある

 ネットブックとしての基本スペックの多くは、他社製品と変わらない。CPUにはAtom N270(1.60GHz)を採用、チップセットはIntel 945GSE Expressで、2GBのメモリーと160GB HDDを標準搭載する。ちなみにHDDは、他社製品が4200~5400rpmの低中速品を採用するなかで、7200rpmの高速回転タイプを採用。さらに、3次元加速度センサーと連動したHDD保護機能「HP 3D DriveGuard」を搭載する。

 体感的な処理速度で言えば、他社のネットブックとの差異はそれほど感じられなかったのだが、確かにHDDは高速で、ベンチマークテスト(HD Tune 2.10)では、平均56.7MB/秒のデータ転送速度をたたき出していた。ネットブックという制限のなかで、よくやっていると評価できる点だ。

「HP 3D DriveGuard」の設定画面 「HD Tune 2.10」で簡易測定した様子
加速度センサーと連動したHDD保護機能。感度は調整できないが、ディスプレーオープン時には落下衝撃に反応し、クローズ時にはわずかなゆれにも反応するというフレキシブルな検出レベル調整機能を持つ「HD Tune 2.10」で簡易測定した様子。さすがに最近のSSD並みとまではいかないが、平均56.7MB/秒はなかなかの好成績

 セキュリティー面でも、HDDのドライブロック機能があり、万が一の際にHDDをほかのシステムに接続されても、内部のデータにはアクセスされない。ビジネス用途では必須の機能も、きっちりと装備している。

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