日本ヒューレット・パッカード(株)のネットブック「HP Mini」シリーズには、コンシューマー向けと企業ユーザー向けで、それぞれ異なった製品がラインナップされている。企業ユーザー向けのHP Miniシリーズは、ネットブックとしてはやや価格が高め(7万円弱から)だが、アルミ合金の洗練されたデザインのボディーやHDDの耐衝撃保護機能など、他社製品にはあまりない特徴を備えていた。
27日に発表された新しい「HP Mini 5101」は、従来の丸みを帯びたデザインを一新。15.6型の「HP ProBook 4510s」にも似た、フラットで直線的なデザインのノートになった。新しいMini 5101を早速チェックしてみよう。
ヘアライン加工のアルマイト天板が美しい
企業ユーザーを対象としたノートでは、見た目の美しさは二の次という製品が当たり前のようだが、Mini 5101は上質なデザインがまず目を引く。
アルマイト処理された黒い天板にはヘアライン加工が施され、光を反射して独特の光沢を放ち、ソリッドな質感を印象づける。手に持った瞬間の冷たい金属の質感が心地いい。指紋や手の脂が目立ちやすいのは、少々気になる。ボディー側の素材はマグネシウム合金で、軽さと強度を確保。ボディー側面は内側に軽く湾曲した、薄く見えやすいデザインをしている。裏面もゴム足以外は余計な凹凸がなく、すっきりとしている。
スクエアな外見に合わせたか、キーボードもフラットかつスクエアなアイソレーションタイプのキーボードを採用する。キーボードの周囲がパームレストよりやや低い位置にあり、キートップ平面とパームレストが同一平面にあるデザインは、前述のProBook 4510sと同様だ。全体的に、ProBook 4510sをネットブックサイズに縮小したようなデザインと言える。

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