アルミ合金のボディーを身にまとい、Netbook黎明期に登場して好評を博したHPの「HP Mini 2133」。その後継となるNetbook「HP Mini 2140」が法人向けの製品として発表された。
金属の質感を生かしたアルミ合金のボディーデザインを継承しつつ、HP Mini 2140はプラットフォームをAtomベースに変更。旧2133で言われたパフォーマンス不足や発熱の多さといった問題点を解消している。
HDDに毎分7200回転の高速なドライブを採用するなど、Netbookの制約の中でも性能を重視している。加速度センサーを内蔵し、落下時にHDDを保護する「HP 3Dドライブガード」といった、法人向けモバイルノートならではの機能も持つ。
ディスプレーサイズは旧機種の8.9型ワイドから、10.1型ワイドへと大きくなった。残念なのは、解像度が1024×576ドットと縮小された点。コンシューマー向けの「HP Mini 1000」が同サイズで解像度1024×600ドットあるのに比べると、物足りないのは否めない。
標準の3セルバッテリーを装着した状態では、重さが約1.19kgでバッテリー駆動時間は約4.5時間を確保。オプションの6セルバッテリーを装着すれば、約1.35kgで約9時間のバッテリー駆動時間を実現する。モバイルノートとしても優秀だ。
法人向けに位置づけられる製品だが、同社の直販サイト「HP Directplus」では、個人向けにも販売される。価格はHP Directplusで6万4890円。発売は3月上旬の予定。
なおHP Mini 2140については、後日フォトレビューを掲載する予定。
HP Mini 2140 の主なスペック | |
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CPU | Atom N270(1.60GHz) |
メモリー | DDR2-800 1GB |
グラフィックス | Intel 945GSE Expressチップセット内蔵 |
ディスプレー | 10.1型 1024×576ドット |
HDD | 160GB |
光学ドライブ | 搭載せず |
無線通信機能 | IEEE 802.11b/g |
カードスロット | ExpressCard/54、SDカードスロット |
サイズ | 幅261×奥行き166×高さ35.5(最薄部27.2)mm |
質量 | 約1.19kg |
バッテリー駆動時間 | 約4.5時間(JEITA測定法1.0) |
OS | Windows XP Home Edition SP2 |
価格 | 6万4890円(HP Directplus価格) |