Xeon 5500搭載サーバ&ワークステーション大集合 第5回
省電力とハイパフォーマンスを両立するXeonのパワーを活かせ
今導入するならこれ!Xeon 5500番台搭載サーバ【第2弾】
2009年04月23日 09時30分更新
アップルのサーバもXeon 5500番台に
インテルが正式発表する1ヶ月近くも前に、Xeon 5500番台を搭載する製品を発表したのがアップルだ。ただし、フライング販売されたのはハイエンドデスクトップ/ワークステーションの「Mac Pro」。サーバ製品である「Xserve」のXeon 5500番台搭載製品の発表は4月8日で、他のベンダーと同様にインテルの発表後となった。
Xserveは、サーバ用のMac OSである「Mac OS X Server」に対応する1Uラックマウントサーバ。Xeon 5500番台搭載製品のラインナップは、2.26GHz版シングル構成もしくは、2.26GHz/2.66GHz/2.93GHz版のデュアル構成となる。アップルはCPUの型番を公表していないが、2.26GHz版はE5520、2.66GHz版はX5550、2.93GHz版はX5570とみられる。
メモリスロットは12基だが、最大メモリは32GBまで。これは、Mac OS X Server 10.5の制限によるものだ。ストレージに関しては、ホットスワップ対応の3.5インチドライブベイ×3基に加え、SSDを内蔵できる。SSDをOS起動用、HDDをデータ用などと使い分けることが可能で、最大容量は128GB(SSD)+3TB(1TB HDD×3)となる。
拡張スロットは、PCI Expres(x16)のフルレングスが1基、ハーフレングスが1基。アップル直販サイトのBTOオプションでは、ギガビットEthernetやファイバチャネルのカードが用意されている。
価格は、シングルプロセッサ、3GBメモリ、160GB HDDを搭載し、Mac OS X Server 10.5の無制限クライアントライセンス版が付属した最小構成モデルで33万8800円。なお、インテルCPU搭載のMacintoshでWindowsとのデュアルブートを実現する「Boot Camp」は、Xserveをサポートしていない。
(次ページ、「続々増えるXeon 5500番台サーバ」に続く)
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