このページの本文へ

Caldera Systems、SCOのサーバソフトウェア部門などを買収

2000年08月03日 23時27分更新

文● 植山 類

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 Linuxディトリビュータの米Caldera Systemsと“UnixWare”を取有する米Santa Cruz Operation (SCO)は8月2日、Caldera SystemsがSCOのサーバソフトウェア部門およびプロフェッショナルサービス部門を買収することに合意したと発表した。この契約によりCaldera Systemsは新たな子会社として“Caldera”を設立し、SCOはCalderaの株の28%と700万ドルの現金を受け取る。

 新会社のCalderaは、SCOのOpenServer製品ラインの排他的販売権を手にし、現在のSCO OpenServerカスタマに対してサービスを行なう。また、UNIXとLinuxのサーバ/サービスを組み合わせた「Open Internet Platform」を、クライアントから大規模データセンタにまで提供するとしている。

 Calderaの社長には、Caldera Systemsの現CEO Ransom Love氏が就任する。SCOからは、社長兼COOとしてプロフェッショナルサービス部門の社長Jim Wilt氏が、SCOのCEO Doug Michels氏が取締役に就任する。

 Caldera Systems社長Ransom Love氏はリリースの中で、「Calderaは、SCO OpenServerおよびUnixWareコミュニティに対してサポート/サービスを行なっていく」と語っている。

カテゴリートップへ