Cloth(布)の表現
PhysXを有効にすると、布の表現がプラスされるほか、ステージによっては布を突き破るといった効果を得ることができる。ゆらめく旗などはPhysXを無効にしても実現されているが、キャラクタが通過するゾーンの布表現はPhysXを有効にしたときのみ表示される。映像は、ヘリから攻撃を受け、工事現場のブルーシートが破れるシーン。PhysXを無効にすると、この布は最初から表示されない。
PhysX ON
PhysX OFF
Smoke(煙)とWind(風)の表現
煙は建物(エアコン?)から発せられる煙ではなく、濡れた路面を走った際に起きる飛沫(しぶき)や、ガラスが粉々になって飛散する際の空気感をPhysXにより実現している。これはパッと見分かりにくいが、「すごいでしょ?」ということを感じさせないほど自然に表現されており、それに気付いた時の感動は結構大きい。
風は大きな大気の流れではなく、キャラクタが動くことによって発生する空気の流れや、空気中に漂う塵を表示することで空気感を表現するものだ。映像ではヘリのローターで発生する風により床のゴミが吹き飛ぶ様がPhysXを有効にすることで描かれている。
PhysX ON
PhysX OFF
いずれの表現も、プレイ上どうしても必要なものではなく、あくまでもリッチな表現をするためのもので、PhysXの有無がゲームの進行を左右をするわけではない。しかし、一度PhysXを有効にした状態でプレイしてしまうと、PhysX無しの状態にはもう戻れない。というわけで、PhysXの是非はともかく、Mirror's Edgeをプレイするのであれば、PC版、そしてGeForce環境を強くお勧めしたい。
(次ページへ続く)
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