ノキアといえば、世界で約40%ものシェアを誇る、世界最大のケータイメーカーだ。日本のユーザーも、ドコモやソフトバンクの端末として利用できる。今回は、非常にファッショナブルな端末、NTTドコモの「NM706i」をご紹介しよう。このケータイの魅力を作るモノはいったい何だろうか?
プレスイベントから、世界観にどっぷり
昔からノキアのケータイにはある種のあこがれがあった。「スマートフォン」と呼ばれるカテゴリーが一般的になる前から、ノキアのケータイは高機能で、なによりオシャレなデザインというイメージを持っていた。NM706iが発表されたプレスイベントも、その印象をさらに高めるモノだったと思う。
NM706iのプレスイベントは、赤坂サカスにあるレストラン「マキシム・ド・パリ」で開かれた。階段を上ってこじんまりとしたスペースに付くと、白、赤、黒のウェルカムドリンクが迎えてくれる。この場所の内装は深みのある赤と黒と白のスペース。そしてウェルカムドリンクの3色。これらはすべてNM706iがカラーバリエーションに由来する。
メインカラーはパッショネート・レッド。情熱や欲望を思わせる色は、日本の伝統的な色である紅から取った。クラウディ・シルバーは、日本の雪国や、桜の季節が終わった後の空に輝く銀色の雲からイメージしたそうだ。この2色は日本限定カラーとなっている。
96gという軽量な端末の中に、日本におけるノキアのアイデンティティーともいえる国際対応を果たした通信機能が盛り込まれる。
端末のディスプレーも美しく、また高品位なレンズと相まって、写真撮影や閲覧といったケータイで重視される画像のコミュニケーションに磨きがかかる。また端末の周囲を取り囲むシルバーのパーツ、裏返したときの優しいマットな素材など、こだわりは色だけではない。
とてもしなやかな端末としての仕上がりとともに、アプリや絵文字といった日本のケータイのスタンダードにも対応している。これらは、日本のユーザーとの対話を重視した結果生まれたもので、今回の端末のターゲットである女性の要望に十分に応える仕上がりになっている。
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