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松村太郎の「ケータイが語る、ミクロな魅力」第36回

Wikipediaケータイで叡智に触れる

2008年08月28日 10時00分更新

文● 松村太郎/慶應義塾大学SFC研究所 上席所員

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SoftBank 923SH
【今週の1枚】辞書や地図ボタンを備えたSoftBank 923SH。触れる情報を自分の知に変換するケータイ辞書は、生活することが情報を編集する作業になる未来を想起させてくれる

 何かわからない言葉があったら、辞書や参考書を調べる人は多いだろう。しかし、最近は紙の辞書を持ち歩くことはおろか、触ることもなくなった。代わりに持ち歩いているのは電子辞書ではなく、ケータイなのではないか。



孫社長が欲しがったWikipedia検索

 ソフトバンクモバイルの夏モデル発表会で、ひときわ派手なパフォーマンスで登場したのが「第5世代AQUOSケータイ」と銘打たれたSoftBank 923SH。サイクロイド機構は健在で、3.3インチのワイドVGA液晶ディスプレーを搭載。

サイクロイド機構 サイクロイド機構を備えているためディスプレイ背面は2段に分かれているが、光沢のある非常に美しいデザインとなっている

 ワンセグだけでなく文字やグラフィックの情報まで横長ディスプレイで楽しめるようにするなど、AQUOSケータイらしさを存分に楽しめる端末である。

 この端末で孫氏が時間を割いて紹介していたのが「スマートリンク辞書」機能。文字を入力していくと候補が絞り込まれていくインクリメンタルサーチが可能な辞書アプリだ。

 この辞書アプリのいいところは、プリセットされている辞書の他に、Wikipedia、ジーニアス英和辞典MX.net、ジーニアス和英辞典MX.net、明鏡国語辞典MX.net、Hot Pepper Pocketsといったオンライン辞書サービスを同じ画面から検索することができるのだ。追加辞書も有料で利用できるような仕組みができつつある(関連記事 )。

オンライン辞書 内蔵辞書の他に、オンライン辞書での検索にも対応する。辞書はプルダウンメニューで選択可能

 ウェブ上でどんどん語彙を蓄えていくオンライン辞書をケータイから扱える機能は、今までありそうでなかった。常にウェブにアクセス可能なケータイならでは進化の形と言える。

 923SHと同じシャープ製のWILLCOM 03やドコモ SH906i、au W62SHにも同様の機能が搭載されている。プリセットの辞書をオンライン辞書でアシストするスタイルは、ケータイ辞書のスタンダードになっていくだろう。

2画面構成 候補が縦に並び、サマリーをすぐに確認できる2画面構成が非常に便利

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