ガジェットマニアのハートをくすぐるCP1
一般ユーザーを取り込んでいるのがS-Frameとすれば、ガジェットマニアの心をくすぐるデジタルフォトフレームがCP1だ。
CP1はVAIOのチームが開発を担当したデジタルフォトフレーム。価格.comによると、V-900とほぼ同じ約2万6500円。ITマーケティング部プロダクツMK課 マーケティングマネジャーの中林氏は「われわれの調査では6割以上のデジカメユーザーが写真データをほとんど紙焼きせずにパソコンに保存していることが分かった。大量のデータを抱えるユーザーのために、プリントせずに写真を楽しめるクライアントとしてのデジタルフォトフレームを作りたかった」と述べる。
CP1はS-Frameと同じ液晶を使っており、パネルサイズはV700やD70と同じ7インチワイド。また、対応しているメモリーカードもS-Frameとほぼ同じだ。BIONZは搭載していないものの、デジタルフォトフレームの表現力は同レベル。しかし、決定的にS-Frameと違うのは無線LAN環境でネットワークにつながることだ。
CP1は無線LAN経由で自分のパソコンやホームサーバーの写真データを引っ張りだすことができる。また、ウェブ上の写真共有サービス「Picasa」と「フォト蔵」に対応しており、写真共有サービスも使える。つまり、ウェブ上に置いてある自分のお気に入りの画像をネットワーク経由で取得し、スライドショーで表示できるのである。また、写真と同時にMP3などの音楽ファイルを再生し、BGM付きスライドショーとして表示することも可能だ。