第1回目(関連記事)は、ロータリーエンジンの基礎知識や内部構造、水素燃料とのマッチングの良さなどを紹介しました。今回は、水素ロータリーエンジンを搭載した車両の試乗レポートをお伝えしましょう。
試乗した車両は、国内外の各自治体にテスト用として納入されている「RX-8ハイドロジェンRE」。試乗コースは、車両を管理しているマツダR&Dの周辺で、一般道のみの走行です。
現在、この研究施設では、2台のRX-8ハイドロジェンREを管理していて、JHFCプロジェクトに参加しています。JHFCとは、経済産業省が実施する「水素・燃料電池実証プロジェクト」の略称で、水素自動車実用化に向けて、実際に首都圏で水素自動車を運行して実用性の検証などを行なっており、毎月400km以上水素燃料での実証走行をしています。このようにRX-8ハイドロジェンREは普段から一般道や高速道路を走っているので、通常の交通事情に適応する動力性能は十分保持しています。
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