このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 次へ

最上位モデルはフルスクリーン×マルチタッチ!!

アップル、iPod touchを加えた新iPodファミリーを発表

2007年09月06日 08時20分更新

文● MacPeople編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

アップルジャパン(株)は6日、携帯音楽プレーヤーiPodの新ファミリーを発表した。3.5インチのフルスクリーンカラー液晶を備え、音楽再生や画像閲覧などほとんどの操作を指先で実行できる「iPod touch」は、iPodファミリーのフラッグシップ機。従来のiPodは、フルメタル筐体を採用して「iPod classic」と名を変え、最大160GBの容量を選べる。2インチのカラー液晶を備えた「iPod nano」は、ビデオ再生機能が加わり、カラーバリエーション/デザインともに一新された。低価格で人気を博しているiPod shuffleはカラーバリエーションの変更にとどまっているが、「世界エイズ・結核・マラリア対策基金」の寄付金を含んだレッドバージョンのモデルが追加されている。また、無線LAN機能を備えたiPod touchがインターネットを介して音楽を購入できる「iTunes Wi-Fi Music Store」も同時にオープンする。

フルスクリーン&タッチパネルのiPod touch

iPod touch

iPod touch

iPod touchの操作画面。アップルの携帯電話iPhoneを思わせるインターフェースを備えているだけでなく、ホームボタンの位置やデザインなどもiPhoneを踏襲している

iPod touchの主な仕様と価格
価格 3万6800円 4万8800円
容量/曲数 1750曲 3500曲
カラー ブラック
バッテリー駆動時間 音楽再生最長22時間/ビデオ再生最長5時間
ディスプレイ 3.5インチワイドスクリーンマルチタッチディプレイ
本体入出力ポート Dockコネクタ/ステレオミニジャック
接続方法 USB(Dockコネクタ経由)/コンポーネントおよびコンポジットビデオ(Dockコネクタ経由、AVケーブルまたはキット(別売)使用)/オーディオ出力(ヘッドフォンジャック)
無線LAN IEEE802.11b/g
充電時間 約3時間(1.5時間でバッテリー容量の80%を高速充電)
オーディオフォーマット AAC(16 〜 320 Kbps)/保護されたAAC(iTunes Storeから購入)/MP3(16〜320 Kbps)/MP3 VBR/Audible(フォーマット 2、3、4)/Apple Lossless/WAV/AIFF
Photoサポート(対応フォーマット) JPEG/BMP/GIF/TIFF/PSD(Macのみ)/PNG(iPodで表示可能なサイズに変換)
ビデオサポート(対応フォーマット) H.264ビデオ(最大1.5Mbps、640×480ピクセル、毎秒30フレーム、ベースラインプロファイル(最高160KbpsのAAC-LC)、48 kHz、.m4v/.mp4/.movファイルフォーマットのステレオオーディオ)/H.264ビデオ(最大2.5Mbps、640×480ピクセル、毎秒30フレーム、最高レベル1.3のベースラインプロファイル(最高160KbpsのAAC-LC)、48kHz、.m4v/.mp4/.movファイルフォーマットのステレオオーディオ)/MPEG-4ビデオ(最高2.5Mbps、640×480ピクセル、毎秒30フレーム、シンプルプロファイル(最高160KbpsのAAC-LC、48kHz、.m4v/.mp4/.movファイルフォーマットのステレオオーディオ)
サイズ(幅×奥行き×高さ)/重量 61.8×8×110mm/120g
付属アクセサリ イヤフォン/USBケーブル/Dockアダプタ/ポリッシングクロス/スタンド

iPod touchは、6月29日に米国のみで発売され、販売台数がまもなく100万台に達するアップルのスマートフォン「iPhone」に非常に似た外見だ。厚みは、iPhoneよりも3.6mmほど薄いが、ホームボタン、Dockコネクター、ヘッドフォンジャック——の位置はiPhoneとほぼ同じ。裏面のデザインは若干異なり、向かって左上に無線LANの電波捕捉用と考えられるプラスティック素材が使われているほかは、iPod classicなどと同様に全面がステンレスで覆われている。

初出時に「裏面のデザインは若干異なり、向かって左上に無線LANの電波捕捉用と考えられるプラスティック素材が使われているほかは、全面がアルミニウムで覆われている」を記載していましたが、裏面は左上の部分を除きステンレスで覆われています。お詫びして訂正いたします。

iPhoneでも11.6mmと十分に薄かったが、iPod touchは8mmとさらにスリム。裏面の左上には電波を捕捉しやすいようにつや消しのプラスティック素材が使われている

収録している楽曲のジャケット画像を一覧できる「Cover Flow」機能を搭載するほか、画像閲覧時などは二本の指を離す・つまむ操作によって拡大・縮小が可能。複数の画像のブラウズも指先で液晶を左右になぞることで前後の画像に切り替えられる。

もちろん、Cover Flowでの楽曲の閲覧やYouTubeをはじめとする映像の再生なども可能。iPhoneと同様で3次元センサーが組み込まれており、本体を横向きにすれば、画面は自動的に横向きに切り替わる

IEEE 802.11b/gの無線LAN機能を搭載した点。無線LAN経由でインターネットに接続すれば、iPod新製品の発表と同時にサービスがスタートしたiTunes Wi-Fi Music Store経由で楽曲を直接購入できる。


(次ページに続く)

前へ 1 2 3 4 次へ

カテゴリートップへ

ASCII.jp RSS2.0 配信中