第1弾のiPod classicに引き続き、第3世代のiPod nanoの分解レポートをお届けする(Apple Storeで見る)。基本的な分解手順はiPod classicと同じながら、筐体がコンパクトなぶん作業はかなり難航した。
ここで紹介する分解方法は、アップルジャパン(株)の保証外の行為です。また、第3世代のiPod nanoは従来のnanoと比べると分解の難易度が非常に高く、キズを付けずに作業を進めるのは非常に困難です。この記事を参考に分解作業を行ってもアップルジャパンならびにアスキーでは責任を負えません。分解にチャレンジしたい方は、自己責任のもとで作業してください。
iPod nanoのシルバーとブルー。7日の時点ではアップルストア銀座/渋谷とも2種類しか入荷していなかった
iPod nanoブルーの前面、裏面。俯瞰でみるとずんぐりとした印象だが、旧iPod nanoに比べで薄くなっており、実際に手に取ってみるとスリムな印象だ
アルミニウム素材の前面パネルとステンレス素材の裏面を分離させたところ。iPod classicと同様、金属と金属がツメと溝で接合しているため、分解時にツメが曲がったり、裏面のステンレスにキズが付く可能が高い
白い部分がバッテリー。バッテリーは粘着テープで本体に接着されているが、シート状で湾曲するほど薄い。本来バッテリーの三方は緩衝材で保護されている。しかし、編集部で分解したiPod nanoは写真のように上方の緩衝材が最初からズレていた
ロジックボードとバッテリーを本体から取り外したところ
iPod nanoのロジックボード。裏面(右)にはアップルマークまたは「APPLE」と刻印されたチップが3つ使われている。上に見えるチップはARMアーキテクチャーのCPUだ