iPod touchロードテスト Vol.2 (Safari編)
ピンチイン/アウト操作が気持ちイイ!! touchでウェブページを閲覧する
2007年09月24日 04時14分更新
文● MacPeople編集部
iPod touchロードテストの2回目は、Safari。名前は同じながらMac OS X版やWindows版とは異なり、タッチパネルをうまく使った操作体系を実現している。さっそく、その使い心地をチェックしていこう(Apple Storeで見る)。
iPod touchの初回起動時は、PCと接続してiTunesと同期を促す画面が現れる
1回目では触れなかったが、iPod touchは最初にPCに接続しないとまったく使えない。iTunes Wi-Fi Music Storeなどで使うアカウントなど反映するための処理だと考えられる。
Safariでのブラウジング
Safariでアップルジャパンのウェブサイトを表示したところ。ページ内の拡大したい部分に、親指と人差し指で輪を作って爪先を置き、それぞれの指を広げるようにするとその部分を中心にページが拡大される。この操作を「ピンチアウト」と言う。広げた二本の指の爪先をくっつける操作は「ピンチイン」と呼ばれる
本体を90°回転させると、ページも90°回転回転する。画像などを詳しく見たいときは、横表示のほうが視認性がいいだろう
画面右下のボタンをタップすると左の写真のようなタブ画面に切り替わる。ここで左下の「新規ページ」をタップすると、表示中のページを保持したまま別のウィンドウが開く。複数のウィンドウは、指先を左右にスライドさせる「フリック」操作で切り替えられる。右下のボタンにタブの数が表示される
ソフトウェアキーボードを備えているとはいえ、iPod touch上でURLを入力するのは面倒。PCと同期する際にPC側のSafariのブックマークや履歴などを取り込める
iPod touchのSafariでのポップアップメニューで項目を切り替えるインターフェースにも注目。メニュー部分が立体的なダイヤルとして拡大される
リンク先をタップすると該当ページに移動するが、長押しするとリンク先のページタイトルとURLがポップアップ表示される
Safari環境設定
左はiPod touchの環境設定のトップ画面。各種機能の設定が可能だ。右がSafariの設定画面。PCのSafariとよく似た項目が並んでいる
JavaScriptなどのオン/オフが可能。オン/オフ操作は指先を左右にスライドさせる「フリック」操作
検索エンジンは、GoogleとYahoo!から選べる
Cookieの設定も可能だ
ページ閲覧履歴、Cookie、キャッシュの削除も可能だ
ウェブページの表示中にエラーが発生した際にコンソール画面を表示させるという、開発者向けの機能もある
今回は、IEEE802.11gの無線LAN環境で使用したが、CPU性能の違いからかPCで閲覧するよりも若干表示がもたつく印象を受けた。特にリンクをポンポンとタップしていく際に顕著だったが、イライラするほどではない。残念なのは、Flashコンテンツが現在のところ利用できない点。iPod touchはiPhoneと画面サイズが同じなのでiPhone用のさまざまなウェブアプリケーションを利用可能だが、まだキラーアプリと呼ばれるものは登場していない。Flashが利用可能になれば、ゲームやインタラクティブコンテンツの作成が容易になるだけに、早急に対応してほしいところだ。