アップルジャパン(株)から6日に発表されたiPodだが、7日の時点では銀座、渋谷のアップルストアとも、iPod shuffleが全色、iPod nanoがグレーとブルー、iPod classicが80GB版のシルバーとブラックというラインアップしか入荷していなかった(Apple Storeで見る)。スタッフにほかのモデルの入荷時期を聞いてみたところ「いつ入荷されるかは、我々も知らされていない」とのこと。編集部では、これらの製品をさっそく入手して内部構造を解析するために分解作業を敢行した。
ここで紹介する分解方法は、アップルジャパン(株)の保証外の行為です。また、iPod classicは従来のiPodに比べると分解の難易度が非常に高く、キズを付けずに作業を進めるのは非常に困難です。この記事を参考に分解作業を行ってもアップルジャパンならびにアスキーでは責任を負えません。分解にチャレンジしたい方は、自己責任のもとで作業してください。
iPod classic(左)と旧iPod。前面がアルミニウムに変更されたが基本的なデザインは変わっていない
前面のアルミニウム側と裏面のステンレス側を分離したところ。分解方法を従来と変わらないが、前面パネルの素材が従来のポリカーボネートからアルミニウムに変わったため、作業の難易度は高い
裏面のステンレス側にツメ、前面のアルミニウム側に溝がそれぞれ設けられており、この2つがガッチリと組み合わさっている。金属と金属の接合のため、分解時にはツメが曲がってしまう可能性が高い
内蔵する1.8インチハードディスクは韓サムスン電子社製で、新iPod nanoとほぼ同じ大きさだ。ハードディスクは、側面にラバー、上底面にスポンジが張り付けられている;;;
ロジックボードや液晶モニターはフレームに装着されてボディーに収まっている。ロジックボードはネジ2本と粘着テープでフレームに接着されていた
iPod classicのロジックボード。裏面(左)には「APPLE」と刻印のあるチップが3つ搭載されている。右端のチップがARMアーキテクチャーを採用したCPUだと考えられる。表面(右)にはスクロールホイール用のセンサーなどがある
iPod classicのホイール部分。従来同様、MENU/再生・一時停止/巻き戻し/早送り——の部分に突起がある
iPod classic内部の骨組みとなっている金属製のフレーム