ヒパヒパ。アスキーのグルメ担当ナベコです。ヒパヒパはハワイの言葉で「カンパイ」。
この連載はたくさん飲み食いしているグルメ担当の記者が無謀にもダイエットに挑戦する企画です。気になっている飲食系の情報も書いていきますので、コラムとしてお楽しみいただければと思います。
変わり種の「ジャパニーズスピッツ」
全国津々浦々のお酒好きのみなさま、涼しくなってきましたが、どんなお酒を飲んでいますかね? あたいは年中変わらず、ビールに焼酎、日本酒、ワイン、チューハイ、ウイスキーと種類かまわずやっていますよ。おいしいお酒は、おしなべく、ハッピー。そういえば、変わり種のお酒を仕入れたので紹介!
濵田酒造の「薩州魂」は、焼酎ベースでホワイトオークで仕込んだ独自製法の“ジャパニーズスピリッツ”。
ジャパニーズスピリッツってなんですかねえ!?
……と、疑問の方もいるかと思います。スピリッツは、アルコール度数の高い蒸溜酒のことですよね。ジン、ウォッカ、ラム酒などなど。ちょっと意外かもですが、蒸留酒なので、広義には焼酎もスピリッツのカテゴリーに含まれます。ただし、日本の酒税法では、焼酎、ウイスキー、ブランデーは別カテゴリーに区分されるため、焼酎とスピリッツは別ものなんですよね。
そんな中、本商品は酒税法的にも“スピリッツ”。焼酎ベースでありつつも焼酎とは別カテゴリーなのですよ~と、申請したものと思います。新しいジャンルのお酒に挑戦しようという気概があるではないですか!
はてさて、この「薩州魂」。芋焼酎とウイスキーの中間のようなものだと思ってください。
ガツンとくるアルコール感、ホワイトオークの特徴であるウィッディでバニラのような甘い香りがふんわりと立ち、ウイスキー的な存在感。ふと近い存在として浮かんだのは、バーボンの王道「ワイルドターキー」。う~ん、といってもワイルドターキーまでは、香りがくっきりしていないけど、ちょっといい線ではありますよ。
ベースは焼酎なので、後味に麦焼酎の風味が残ります。ウイスキー感と焼酎感がミックスされているが絶妙。なお、鼻をつまんで飲むと正統派の麦焼酎という感じなのです。なるほど、香りはウイスキーだけど、やっぱり本体は焼酎なのね。
楽しいのは、飲み方によって印象がけっこう変わるところ。
ストレートで飲むと、ウイスキー感が強く、ロックや水割りにすると焼酎らしい麦の香りが立ってきます。その日の気分や体調によって、飲み分けできるのが、使い勝手が良く、2つの意味でおいしい。オススメは、瓶ごと冷凍庫に入れておいて、ストレートで。舌にズギュンとしみる冷涼感と、ガツンとくるアルコール。トロッとした濃密な質感でなおかつ、優しい後味です。
ウイスキーと焼酎のいいとこどりで、うんま~♡
ただし、アルコール度数は40と、ウイスキーと等しくあるので、飲みすぎには注意!
しっとりとした秋の夜、ゆっくりと飲みたいなというシーンで、新ジャンルの“ジャパニーズスピリッツ”など、いかがかね。つまみは、ストレートでいくなら、ハニー風味のナッツとかがいいかな~。水割りや炭酸割にすると、食中酒としてもいい具合ですよ。
記者が最近食べたもの
■とある日曜日
朝・昼 石焼ビビンパ
夜 ステーキ ワインなど
深夜 そば
■とある月曜日
朝 なし
昼 お弁当(肉野菜炒め)
夜 お刺身盛り合わせ メンチカツ 雲丹しゃぶ 鯛 ビール ハイボールなど
■とある火曜日
朝 ご飯 味噌汁など
昼 お弁当(ハンバーグ)
夜 鱈のムニエルかにかまのせ ビールなど
さて、体重はどうなっているか?
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