2018年の夏は、最高気温が40℃を超える地域もあり、暑い日が続いている。さすがに炎天下にPCを置く人はいないと思うが、これだけ暑いとPCの冷却にもこだわりたいところ。とくに、CPUはPCの中でも大きな熱源で、その冷却を担うCPUクーラーは、重要なパーツの1つである。そこで本稿では、どのようなCPUクーラーを選択するとよいのか、また、その際にどのようなメリットが得られるのか、実際のテストを踏まえて紹介していこう。
CPUクーラー交換で
冷却性能と静音性の向上が期待できる
さて、読者の中には、CPUクーラーはCPUを購入した際に付属している、いわゆるリファレンスクーラーで十分と考える人もいるだろう。しかし、CPUクーラーをアップグレードすることで得られるメリットが2つある。1つは、CPUを含めた周りのデバイスに対する冷却効果の上昇。もう1つが、静音性の向上である。
冷却性能の向上は、製品寿命が伸びる効果が期待できる。というのも、CPUを含めた半導体は、熱に弱いデバイスである。もちろん、CPUを含めた各製品は、メーカーが温度試験を行い、高温での連続動作に問題ないかをしっかりと検証が行われている。それでも、高温での動作が続くと、故障率は高くなってしまうのも事実だ。エアコンの掛かった室内でPCを使用しているとしても、節電のためエアコンの温度設定を高めにしているのであれば、PC内部の温度は上昇しがちだ。そうなると、やはりCPUクーラーは、リファレンスクーラーよりも冷却性能が高いものに交換したほうが得策だろう。
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