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盛田 諒の「アスキー家電部」 第31回

【完全版】サクサクとんかつ激ウマ! ノンフライヤー&ヘルシオ

2016年09月01日 15時00分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita)

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 オードブル肉料理、サイドディッシュ肉料理、メインディッシュ肉料理。すべての肉に感謝を捧げて肉をいただく肉祭りを開催している。1品目は唐揚げ、2品目はハンバーグ、3品目は「とんかつ」。神器は「シャープ ヘルシオウォーターオーブン」と「フィリップス ノンフライヤー」。サクサクのとんかつを揚げずに作ってみた。

肉祭りwith三種の神器 メニュー

・オードブル「唐揚げ」シャープ ヘルシオ ウォーターオーブン
・副菜「ハンバーグ」フィリップス ノンフライヤー
・副菜「とんかつ」ノンフライヤー&ヘルシオ
・主菜「豚の角煮」シャープ ヘルシオ ホットクック
・デザート「モヒート風かき氷」ドウシシャ ふわふわとろ雪かき氷機
・巻末座談会「いま本当にキッチンに欲しいもの」


副菜「とんかつ」ノンフライヤー&ヘルシオ

 子供の頃、とんかつはあこがれだった。揚げたてのとんかつ、ぷちぷちとはぜる油の音を聞いていると、これからごちそうを食べるのだと気持ちが昂ぶったものだ。

 とんかつの語源はフランス語の「コートレット」(骨つきの背肉)。はじめはバターポークソテーに近いレシピだったが、銀座・煉瓦亭の創業者が天ぷらをヒントにパン粉をつけて揚げる「とんかつ」をメニューとして考案したことで大流行した。パン粉のサクサクした食感、噛みしめたあとに広がる肉のうまみがとんかつ体験だ。日本における揚げもののベンチマークと言ってもいい気がする。

 あらためて神器はシャープ ヘルシオ ウォーターオーブンAX-XW300-R、フィリップス ノンフライヤープラス ダブルレイヤーセットHD9531。おなじ材料でノンフライとんかつに挑戦する。

材料
パン粉 60g
サラダ油 大さじ3
豚ロース肉 2枚(1枚130g)
塩、こしょう 少々
薄力粉、溶き卵 適量

 レシピはヘルシオ公式レシピを参考にした。フィリップスもほとんど同じだがパン粉の扱いが違う。ノンフライ調理できつね色にこんがり揚がったとんかつ感を出す方法としてシャープが選んだのは、あらかじめパン粉をサラダ油で炒めて「こんがりパン粉」を作る方法だ。ちょっとズルい気もしたが、食感、見た目の良さ、とんかつ感のためなら致し方ない。

スーパーで豚ロース肉をゲットしてきたぞ

「油大さじ3をあたためて」とヘルシオ

あたためた油にパン粉60gを入れる

焼きつけていく。油はすぐに吸収する

きつね色の「こんがりパン粉」が完成

 まずはヘルシオ。塩こしょうした豚ロース肉に薄力粉、溶き卵、パン粉をまぶし、角皿の調理網に並べる。「とんかつ食べたい」と話しかけると手順を教えてくれるので、手順どおりにあたためスタート。簡単だ。とんかつはウォーターオーブン調理ではなく通常のグリル調理なので水は入れない。

 12分ほどしたところで「できあがりです」の声。「熱いうちにお召し上がりください」と急かされながら扉を開けてみると、中からとんかつがあらわれた。衣はサクサクパン粉の色と変わらないため大きな感動はなかったが、匂いをかいでみるとたしかにとんかつの香りがして驚いた。揚げていないのに不思議だ。

 千切りキャベツをそえた皿によそい、ナイフで切る。やわらかい。中までしっかり火が通っていることを確認して一口食べると、とんかつ……? とんかつ感はあるが、やはり唐揚げと同じく、とんかつ風グリルポークという印象だった。味もさっぱり、健康的。過熱水蒸気を使っていないので減塩効果はないと思うが、心なしか塩分も控えているように感じられた。健康的な豚料理を食べたな、という感想だった。

豚ロース肉に小麦粉・溶き卵・こんがりパン粉をまぶした

角皿に調理網を乗せて庫内へ

「とんかつ食べたい」と話しかける

ヘルシオ「とんかつですね」優秀だ

手順どおりにセットしたのでスタート

「できあがりです」という声とともに完成

とんかつだ!じゅわじゅわしてはいない

こんがりパン粉は先ほどのままの色

中までしっかり火が通っている

あっさりした味で、健康的な印象があった

 続いてはノンフライヤーだ。これが衝撃的な結果となった。

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