地方総合病院から生まれたデータとAIを組み合わせた医療機関向け基幹システム
医療機関向けAI事業を手がける株式会社Albatrusは9月10日、電子カルテなどの院内データとAIエージェントによる業務自動化を統合した病院向け基幹システム「Apollo AI」の正式提供を開始した。2024年から提供してきた従来製品「メディラクAI」の機能を刷新したアップデート版となる。
同社は、東京大学経済学部出身で三重県の総合病院・永井病院を家業に持つ代表が、病院の現場で経営企画やDXを担当したノウハウを活かして創業した地方総合病院系スタートアップだ。「地方総合病院の現場力」と「最先端の技術力」を強みとしている。
同システムは、医師や看護師、事務職などの業務において、作業工程そのものをAIが組み立てて一括処理を行う点が特徴だ。退院サマリの作成やインフォームド・コンセント時の音声文字起こし、文書管理支援など、オプションを含めて20の機能を提供し、業務負担の軽減を図る。
先行導入した医療法人永井病院(三重県・199床)での実証では、退院サマリ作成時間が1人あたり30分から2分へ減少し、音声文字起こしも15分から3分へ縮小するなどの効果が確認されたという。同システムは2026年4月からの先行展開を経て、国立大学病院を含む10以上の病院で導入・構築が進められている。同社は今後も開発パートナーである全国5つの病院と連携し、現場の知見を反映した機能開発を推進する方針だ。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります



























