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衛星データとAIで水道管の漏水リスクを診断:宇宙水道局

 全国的に水道管の老朽化が進んでいるが、少子高齢化による人口減少で今後は水道料金の収入や職員数の減少が見込まれる。そうした背景の中、人工衛星データとAIを活用して管路の点検・維持管理を効率化するシステムの導入が進んでいる。株式会社天地人は9月7日、同社が提供する水道DXソリューション「宇宙水道局」が愛媛県八幡浜市上下水道課に導入されたと発表した。同サービスの導入事業体数は、2023年4月の提供開始から累計80(2026年7月時点)を数える。

 「宇宙水道局」は、人工衛星から得られるデータと自治体が持つ管路データを組み合わせ、数メートル単位で地中の漏水リスクを解析・数値化するサービスだ。従来の漏水調査では作業員が現場を回り地上から音を聞き分ける「音聴調査」が一般的で、広範囲の点検には時間と費用がかかる課題があった。同システムで漏水リスクの高いエリアをあらかじめ絞り込むことで、調査範囲を特定し、点検作業の行程を縮小する仕組みだ。

 提供サービスには、リスク診断に基づく調査支援のほか、管路の損傷リスクと病院・学校などの周辺施設の重要度を考慮して水道管の更新順位を決定する計画策定支援機能も含まれる。法定耐用年数を超過した水道管の増加に対し、衛星データを用いて優先度の高い箇所から対処するデータ管理の手法として活用されている。

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