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言葉の翻訳ではなく「文脈」を世界へ。日本企業の暗黙知を構造化する翻訳サービス

 CROSS Business Producers株式会社は6月16日、日本企業が持つ技術や経営ノウハウ、地域資産を海外の投資家や事業会社へ伝える「Context Translation Platform(コンテクスト翻訳プラットフォーム)」の提供を開始した。

 同サービスは、人の知識や判断基準、ノウハウといった暗黙知を構造化・可視化する、同社独自のAIプラットフォームをグローバル版にしたもの。日本の中小・ベンチャー企業が直面する成長の壁に対して、単なる言語の翻訳に留まらず、その企業が持つ「文化」や「歴史」といった背景(文脈)まで翻訳する。全体像を丸ごと世界へ伝えることでの、海外での新たな収益機会創出が目的だ。

 サービス開始に伴い、海外展開や事業承継後の成長戦略を模索する企業、日本市場への参入を狙う海外VC・PEファンドなどを対象に、初期パートナーの募集を開始した。

「暗黙知」を可視化。言語のギャップを埋める

 海外企業が日本企業との提携やM&Aを検討する際、ボトルネックになりやすいのは言語の壁以上に、「なぜその技術が競争力を持つのか」「なぜその顧客関係が何十年も維持されているのか」という本質的な文脈(Context)の不透明さだ。

 例えば、数十年にわたり蓄積された製造現場の改善ノウハウや職人の暗黙知、地域社会との深い信頼関係といった「独自の強み」は、従来の財務諸表や記号化された企業概要だけでは正しく評価されにくい。 Context Translation Platformでは、思考パターンや判断基準をAIで分析・再現する技術などを活用し、経営者や専門家が持つ知識や判断基準を再利用可能な資産へと変換するという。

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