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建設領域に特化したフィジカルAI Agent「zenshot AI」提供開始 AIが建設現場の状況を把握し施工管理業務の一部を自動化

 Zen Intelligence株式会社は4月14日に、建設領域に特化したフィジカルAI Agent「zenshot AI」の提供開始を発表した。カメラで撮影した建設現場のデータをもとに、AIが現場の状況を把握し、安全管理や品質管理、工程管理をはじめとする施工管理業務の一部を自動化するという。

 同社によると、施工管理業務は安全・品質・工程に関する多面的な確認と判断が必要なうえ、現場ごとの状況を踏まえた指示や記録が求められるため、経験の差が業務品質の差として表れやすいという。こうした業務では、テキストや帳票などデジタル化された情報のみを扱うAIではなく、実際の現場のどこで、何が、どのような状態にあるのかを把握し、その理解のもと判断し、指示や記録作成を実行できるAIが求められるという。

 このような物理空間を起点に現場を理解して実務支援を行うAIを「フィジカルAI Agent」と同社は位置づけており、建設領域では現場空間を時系列で捉えたデータをもとに位置関係や空間構造、図面との対応関係、過去との連続性を踏まえた理解が重要になるとしている。

 今回発表した「zenshot AI」には、経済産業省およびNEDOが推進する生成AI基盤モデル開発支援プロジェクト「GENIAC」において実施した、建設現場に特化したVLM(Vision-Language Model)の開発成果を利用。画像内の対象物を単に認識するだけでなく、現場全体を空間として捉え、建設現場の状況と文脈を理解したうえで、施工管理業務に必要な判断につながる情報処理を可能にするという。

「zenshot AI」では、以下のような施工管理業務を支援するという。
・安全指摘:現場全体の状況をAIがチェックし、危険箇所や安全措置不備の指摘を生成する。
・工程進捗:現場の時系列変化をAIが理解することで、工程進捗を管理する。
・品質検査:設計図面から検査対象箇所をAIが抽出し、検査基準と現場データを照合することで検査を自動化する。
・施工管理記録:現場全体の日々の施工状況と設計図面をAIが読み込み、施工管理記録写真を抽出する。

主な機能

 これらによって、経験豊富な現場監督の知見に依存していた確認、判断、記録業務の一部をAIが担えるようし、経験の浅い現場監督でも一定水準の施工管理業務を遂行しやすい環境を目指すという。

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