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チェーンの鍋が至福!ひとりでもつつきたい

すき家の「麻辣湯鍋」はチリチリした辛さでクセになる!

2025年10月29日 18時05分更新

文● ナベコ 編集●ASCII

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気になる!すき家の麻辣湯(マーラータン)

 今、「麻辣湯(マーラータン)」が若い世代を中心に人気を集めているそうです。中華のスパイスをふんだんに使ったスープに、好みの具材をカスタマイズして入れる専門店が、都内を中心に増加中。とくに若い層に支持されているのだとか。

 “春雨スープのお店”と書かれていることもあり、私自身も以前、会社の近くにあったお店を「春雨のお店」として、二日酔いの日にも進みやすくほどよく野菜も摂れてリセットできるので利用していましたが、それが麻辣湯のお店だったと後から理解しました。

すき家の「麻辣湯鍋」はいったい?

 牛丼チェーンのすき家から、毎年恒例の冬の鍋メニューに、今年はしびれる辛さが特徴という「牛・胡麻麻辣湯鍋定食」が加わりました。定番の「牛すき鍋定食」とともに、10月28日より販売が開始されています。

▲牛・胡麻麻辣湯鍋定食
 ごはんミニ950円/並盛980円/ごはん大盛1030円

 毎年、固形燃料で目の前でグツグツと熱してくれる鍋メニューは冬の風物詩となっていますが、「麻辣湯」という、どちらかというとガチ中華の印象が強い料理が日本の牛丼チェーンに登場したのは意外です。はたして、どのように仕上がっているのでしょうか。

「牛・胡麻麻辣湯鍋定食」を食べてみました

 すき家の「牛・胡麻麻辣湯鍋定食」は、唐辛子と花椒をベースに、練り胡麻、すり胡麻、ピーナッツペーストを贅沢に使用したスープが特徴。別添えの「麻辣オイル」を好みの量で加えて味を調整するスタイルです。

 なお、「牛すき鍋定食」とは違って、生たまごは付きません。

野菜たっぷり

「麻辣オイル」が別添え

 具材は牛肉のほか、白菜、ニンジン、ネギ、白滝など、鍋の定番がそろいます。

 特徴的なのは、太めの春雨。じゃがいもを原料とした春雨で、本格的な麻辣湯を意識しているそうです。

春雨!

  えらい。麻辣湯専門店に行ったことがある人なら「なるほど」と思うはず。麻辣湯といえば――そう、太い春雨!

 実際に食べてみると、麻辣オイルを加える前のスープは胡麻の風味が際立ち、担々麺のような風味。

オイルが本格的な香り

 そこにオイルを投入すると、麻辣湯が一気に降臨! きたきたー。

火鍋にも近い、爽やかスパイシーな香りです

 花椒をはじめ、五香粉、カルダモン、ジンジャー、クミンなどのスパイスが香り立ち、中華の火鍋を思わせるエキゾチックな香りが広がります。

チリチリしたしびれ系!

 スープはチリチリとした“しびれ系”の辛さ。最初は控えめに感じても、食べ進めるうちに刺激がじわじわ増してきます。さらに、固形燃料で温め続けることでスープが煮詰まり、辛みと旨みが凝縮。食べ終わるころには汗がにじむほどでした。

ご飯に着地する麻辣湯でした

 すき家の麻辣湯はちょい辛で、辛いものが好きな私としてはとてもおいしくいただきました。このスパイスの香りはクセになりそう!

 なにより感心したのは、ごはんとの相性。スパイスが香るのに、しっかり“ごはんに着地”します。やや味は濃いめですが、鍋定食としてのバランスが取れており、しっかりごはんが進む味わいです。

 一方で、鍋単体でもビールのつまみになるのでは? という気もします。

▲牛・胡麻麻辣湯鍋 単品 850円

 じゃがいも春雨は弾力があり、もちもち。スープを吸うとコクが増し、ビールのつまみにもぴったりです。定食もいいけど、すき家で“麻辣湯飲み”するのもちょっとよさそうです!

※記事中の価格は税込み

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ナベコ

アスキーグルメの酒好きご飯好きの記者・編集者。人生酸いも甘いも。七味唐辛子は薬研堀を愛用。
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