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エレコム「V custom VM800」

【無線なのにガチ高速レスポンス】 世界初技術のUWBマウスが凄すぎた!

2025年10月08日 17時00分更新

文● ドリまつ/岡本/ASCII 編集⚫︎ASCII

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 「V custom VM800」は、世界初のUWB通信を採用したワイヤレスゲーミングマウスです。有線並みの応答速度に加え、最新センサーの搭載や軽量設計など、ゲーマーに求められる要素を詰め込んでいます。ここからは、メリットと注意点を順番に紹介していきます。

V custom VM800を使う3つのメリット

ポイント(1)UWBの広帯域通信で有線並の応答速度を実現

 VM800最大の魅力は、UWB通信による圧倒的なレスポンスです。UWB(Ultra Wide Band)は約3~10GHzという非常に幅広い周波数帯において(本機では7.25GHz~9.3GHzを活用)、極小レベルの出力で無線通信をするもので、(BluetoothやWi-Fiから電子レンジまで)極めて幅広い用途で使われている2.4GHz帯と異なり、外部からの干渉を受けにくく、速度低下の可能性も低くなります。

 その結果として、PCとの間で「TRUE8K通信」を維持できるため、入力の遅延はほぼゼロになるとしています。実際に、FPSやMOBAといった反応速度が命のジャンルで安心してプレイできました。

世界初というUWB(超広帯域無線)通信を採用

ポイント(2)最新センサー搭載でマウスとしてももちろん高性能

 センサーにはPixArt製「PAW3950」を採用。最大30000DPI、加速度50G、トラッキング速度750IPSと、現行の高性能ゲーミングマウスでは定番のセンサーであり、最高レベルの性能となっています。実際に動作は正確かつスムーズで、ローセンシでもハイセンシでもしっかり追従します。

 さらに、専用ソフト「EG Tool」を使えばボタン設定やLoD調整、ポーリングレートの変更など幅広いカスタマイズも可能。自分のプレイスタイルに合わせてチューニングできます。

高性能ゲーミングマウスとしては定番になっている「PixArt PAW3950」をセンサーに採用

ポイント(3)穴なしデザインで約60gの軽量本体

 本体重量は59g(Lサイズは64g)。近年のさらなる軽量化競争が発生してる最先端のゲーミングマウスの世界では最軽量級ではないものの、穴を開けないホールレスデザインとしては非常に軽い部類に入ります。剛性とビルドクオリティを維持しながら軽量化を実現している点は評価できます。

 また、極厚PTFEソールやしなやかなパラコードケーブルも採用。充電時でも無線に近い操作感が得られるなど、細部までこだわりが感じられます。

重量は59g。穴の無いデザインの中ではかなり軽い

購入時に注意すべき側面

ポイント(1)通信距離は1.5mまでなので十分だが限定的でもある

 前述したようにUWBは低出力という性質上、公式スペックでは電波の届く距離は約1.5mと書かれています。この数字をどう評価するかは意見が分かれるかもしれませんが、フルタワー型PCをラックなどの若干離れた場所に置いているならば、USBレシーバーとの距離は意識する必要が生じるでしょう。

ポイント(2)新技術ゆえの未知数 どこでも問題無く使えるのか

 UWBを使ったマウスはまだ前例がほぼなく、場所や環境を問わずにどこまで問題なく使えるかはわからない部分があるのは確かです。プレイの鍵を握るゲーミングデバイスに、技術的な“枯れ”を求めるのであれば選択肢に入ってこない可能性が考えられる。

 ただし、UWB接続のマウスをエレコムのゲーミングブランド「V custom」が実用化に踏み切ったこと自体が大きな挑戦。今後の展開次第では、新しいスタンダードになる可能性も秘めています。

新しい技術だけに未知数の部分あり

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