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多業界の専門地図と、リアルタイムな現場情報をスマホの中に。 チームで使う共有地図「LivMap(リブマップ)」正式版提供開始

PR TIMES

株式会社はんぽさき
株式会社はんぽさき(本社:東京都港区、代表取締役:小林俊仁、以下「当社」)は、チームで使う共有地図「LivMap(リブマップ)」の正式版を、2024年6月25日(火)に提供開始しました。LivMapは、現場状況のリアルタイムな把握や、地図上での情報管理・共有化が必要な業態向けの共有地図アプリです。設備管理、現地調査、集荷配送、農林水産業、災害対応など、これまで紙の地図や高額な専門機器・システムを利用して行っていた業務を、スマートフォンアプリで安価(月額680円~/人)かつ手軽に代替することができます。

チームで使う共有地図 LivMap (リブマップ) 正式リリース


<LivMapの特長>
- 現場で必要な専門地図をスマホの中に
- 現場の状況をリアルタイムに把握。災害・事故対応でも活用
- 記録を蓄積・共有化
- 徹底した汎用化による低コスト化
- 圏外でも利用可能

様々な要因からDXが難しい状況にある業界の課題解決と労働生産性の向上に貢献します。

チームで使う共有地図「LivMap」:https://livmap.co/


■ サービス開発の背景

設備管理、現地調査、集荷配送、農林水産業、災害対応といった業種・業態では、チームが広域で連携すること、専門的な地図を使うこと、圏外での業務が発生するといった特徴があります。そのため、一般的な個人向けの地図アプリでは中核的な業務課題を解決することは難しく、専門システムは高額で導入ハードルが高いことなどから、紙の地図・エクセル・専門ツール等を扱う煩雑な業務フローを強いられてしまうという構造的な問題がありました。

このような業界に対し「デジタル地図によるフィールド業務のDX」を推進するため、当社はチームで使う共有地図アプリ「LivMap」のβ版を2023年2月よりクローズドで提供開始しました。電力業、土木業、集荷配送業、林業、自治体などから大きな業務削減効果を実感できたという声とともに、20以上の企業・団体に有料での導入を決定いただいたことから、今後もさらに多くの顧客に対して価値提供ができると判断し、このたび正式版として提供を開始することといたしました。

業務課題の解決が難しかった業界の例と、現状


■ LivMapの機能・特長
LivMapは、チームメンバーが地図上で様々な情報を管理・共有化するためのアプリです。業務で必要な様々な地図(紙・PDF・GISデータ等)をスマホアプリ上で利用可能にし、その上で写真・地点メモ・現在位置・軌跡といった現場情報をリアルタイムに共有・蓄積することが可能です。

LivMap の機能・特徴

1. 現場で必要な専門地図をスマホの中に
<機能>
LivMapは、公的機関や自治体などから提供される用途地域・森林計画図・ハザードマップ・CS立体図といった専門的な地図を予め搭載しています。このような地理的情報は無料版でもご利用可能です。
さらに、インフラ関連企業など、大量の地図資産を保有されている企業向けに、紙・PDF等を含む地図資料からGISデータを作成し、LivMap上の当該グループに対して配信する「地図のデジタル化サービス」も行っています。これにより、地理的データの可搬性を高めることができます。

<解決できる課題>
林業、インフラ・設備管理業、不動産業などでは専門性の高い地図が利用されますが、そういった地図のほとんどは一般的な地図アプリには掲載されておらず、webやPDFで提供されていたり、場合によっては紙のみで提供されていることも少なくありません。このような地図を用いる業務フローでは、準備に時間がかかること、可搬性や検索性が悪いこと、現在地との対応関係がわからないことなどから、現場業務が煩雑になる原因になっていました。また、その後工程においても、地図と大量の現地調査情報との照合に手間と時間がかかるといった問題もありました。

<効果>
特に発電・送電・林業など、専門的かつ多くの地図を使う業界においてLivMapを利用することにより、専用端末や紙の地図を現場に持っていく必要がなくなった、現場の記録を事務所に持ち帰って専門地図を確認する流れが現場のみで完結するようになった、といった効果が確認されました。1人あたり一月に数時間程度の削減効果を実感していただいた企業も存在します。

現場で必要な地図をスマホの中に


2. 現場の状況をリアルタイムに把握。災害・事故対応でも活用
<機能>
LivMapでは、グループメンバー間で現場写真、地点メモ、現在位置、軌跡などをリアルタイムに共有・記録することが可能です。

<解決できる課題>
配送・集荷、ガイド業、救助活動など、管理者が全員の動きを把握する必要がある業種や、メンバーが互いの位置を把握し合いながら行動する必要がある業種では以下のような課題を抱えています。
- 状況把握のために都度現場に電話をしている。情報の集約化に時間がかかる上、判断が遅れる
- - 連絡にかかる業務負荷が非常に大きい
- - 現場メンバーは情報の蓄積・記録のために本部に戻ってシステムに記入する必要がある
- - 特に事故発生時には初動が遅れ、捜索範囲が広くなる
- 全体の状況を把握できるのが本部のみ
- - 現場のメンバーは、本部でまとめられている情報にアクセスできず、情報格差が大きい
- - 本部の指示を待つ形になりがちで、自律的に行動できない
- テキストや音声では、位置や全体感が分かりづらく、人為的なミスも発生し得る
- - メッセージングツールでは大量のテキストが流れ、状況を把握しづらい
- - 同じような写真が大量に流れてどこがどうなっているのか分からない
- - 音声では伝達ミスなどの発生可能性も高くなる


<効果>
LivMapによってメンバーがお互いの状況をリアルタイムに把握することが可能になります。これにより、音声やテキストによる連絡負荷の削減、メンバー全員での全体感把握、意思決定の迅速化、口頭伝達による人為的なミスの削減、大量の現地記録を後から地図と紐づける業務の効率化、といった効果を得ることが可能です。

β版では、食材卸、道路管理、漁船や観光船の位置把握、救助事案発生時の対応など、車両船舶のみならず人員を含めた動態管理と現場情報の共有に利用いただき、連絡に要する時間を月に数時間以上削減したという実績ができました。また、能登半島地震や昨年の台風13号の災害対応においても使用され、被災状況や対応状況の把握・共有化を迅速化する用途で高い効果を実感していただきました。さらには、知床での遊覧船沈没事故以降、知床小型観光船協議会の所属船に導入いただき、船舶の運行状況を把握し安全性を向上する目的でも利用されています。

現場の状況をリアルタイムに把握、記録を蓄積・共有化


3. 記録を蓄積・共有化
<機能>
チームメンバーがリアルタイムに共有・記録した情報は、スマホアプリやPCのブラウザから時系列で後から参照可能です。記録された情報を後から更新したり、現場で撮影した複数枚の写真を一括で地図上に取り込むこともできます。

<解決できる課題>
集荷・配送、現地調査、巡視点検といった業務においては、日報が現場作業者の業務負担
になっていることが多くあります。また、過去の記録を現場で見返す手段が無く、確認のために事務所に戻るもしくは電話をするといった手間が発生していました。

<効果>
LivMapを活用することで、リアルタイムに記録された情報が時系列で一覧化され、スマホやPC、タブレットから検索可能になります。このため、簡単な操作で現場の証跡を残し、後から参照することが可能になる、フィールド業務を行う新規メンバーの学習負荷を軽減することができる、事務所との連携負荷を削減できる、現地調査における過去記録の参照が簡単になる、といった効果を得ることができます。

さらに、現場では一旦記録写真を撮ることに集中し、落ち着いたタイミングで一括登録をすることで、現場作業の効率を改善することができます。
食品卸事業者などでは置き配の証跡をLivMapに記録することで、日報を無くすことができた事例があるほか、自治体の臨戸訪問業務などでは、ルート決め作業と報告の時間を大幅に削減できた実績もあります。

4. 徹底した汎用化により低コストでの利用が可能
<特長>
LivMapは、産業横断的に発生する共通課題を解決する汎用性の高いアプリを開発することで、1ユーザーあたり月額680円(税込)からと、圧倒的に低コストなサービス提供を実現します。

<解決できる課題>
個別の業界や個社特有の課題を解決する目的で専用のソフトウェアを開発する場合、数千万円~数億円といった高額な開発費用が発生してしまいます。また、 SaaS 等の提供事業者にとっては、対象の少なさ故に参入インセンティブが小さく、安価なシステムの存在が難しくなります。こうしたことが、小規模な業界の DX が進まない構造的な要因になっていました。

<効果>
LivMap は、複数の業界課題の同時解決を目指して設計された汎用アプリです。個別用途向けの専用アプリよりも、圧倒的に顧客層を広く取ることができるため、格安の料金設定が可能になりました。
これにより、 業界の構造的課題を打破し、広い範囲での DX に貢献します。

徹底した汎用化による、広範な課題解決事例


5. 圏外でも利用可能。
<特長>
LivMapに搭載した地図は、ダウンロードして通信圏外でも利用可能です。また、通信圏外での記録も、次に電波を掴んだ時点で共有され、失われることはありません。

<解決できる課題>
林業・水産業・スキーガイドといった携帯通信圏外での行動を伴う業種や、激甚災害時の対応など通信が寸断された状況においては、webでシステムが提供されていても現場で確認ができません。現地で地図を利用するには専用のソフトや端末を利用する必要があり、そのコストを負担できない場合は紙や PDF の地図を使わざるを得ず、前述のような業務の非効率性の原因になっていました。

<効果>
LivMapに地図を予めダウンロードしておくことにより、圏外での業務遂行が可能になります。加えて、業務途中に通信圏外へ行ってしまったメンバーがいた場合でも、「少なくとも◯分前まではこの地点に居た」ということが分かるため、もしものことがあった場合においても、捜索範囲を限定することが可能です。

■ 今後の展望
これまでβ版において20以上の企業・組合・自治体に有料導入いただき、解約は0と、高い活用率になっています。
LivMapは、背景地図を変更するだけで多くの業界に適用可能な高いカスタマイズ性、安価な料金で始められる価格ハードルの低さ、スマホだけで使える導入ハードルの低さを強みに、様々な要因からDXが難しい状況にある業界の課題解決と労働生産性の向上に貢献してまいります。


現場での利用イメージ


<サービス概要>
名称:LivMap(リブマップ)
内容:チームで使う共有地図
正式版サービス開始日:2024年6月25日
有料版料金:1ユーザーあたり月額680円(税込)(事前支払いの場合)
サイト:https://livmap.co/
サービス利用に関するお問い合わせ先:https://livmap.co/contact

<受賞歴>
- グランプリ受賞 : 一宮市 「スタートアッププログラム2023」
- 優秀賞 : NEXCO中日本「第2回高速道路DXアイデアコンテスト」 ソリューション部門
- 採択 : 内閣府「マッチングピッチ 2023」
- 採択 : J-POWERビジネスサービス 「第2回 共創プログラム」
- 採択 : 愛知県 「AICHI CO-CREATION STARTUP PROGRAM 2023」
- 採択 : 林野庁「令和3年度 林業分野における新技術推進対策事業費補助金林業分野への新技術導入・実証事業」


【会社概要】
株式会社はんぽさき
地理情報の管理・共有化にまつわる社会課題を解く会社
社名:株式会社はんぽさき
所在地:東京都港区虎ノ門5-9-1 麻布台ヒルズガーデンプラザB 5F
代表取締役:小林 俊仁
設立:2020年6月11日
会社HP:https://www.hampo.co/
TEL:03-6161-6035