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音声入力とAI要約でカルテ作成業務を支援する「medimo」が大型アップデート

 Pleapは3月25日、同社の音声入力とAI要約でカルテ作成業務を支援する「medimo」の大型機能アップデートおよび糖尿病内科専用AIの提供を開始した。

 medimoは医療機関での診察中のやりとりの音声入力とAI要約でカルテ作成業務を支援するウェブアプリ。2023年6月にβ版をリリースして以来、すでに導入された複数医療機関でカルテ入力時間を8割以上削減できたという。診察中に患者との会話内容をリアルタイム音声入力を行い、その内容をもとにAIが10秒ほどで診察に関連する情報のみを抽出してSOAP形式の診察記録原稿を作成し、医師は最小限の原稿確認と修正でカルテ作成ができる。

 大型機能アップデートではクリニックのオペレーションとのよりシームレスな連携を目指し、UIを中心に改善。一般的な電子カルテ画面を模した3画面構成に作り直し、全ての情報を一目で確認可能になった。音声記録のUIにおいても、録音開始/停止や要約生成、診察ID設定といった操作が効率的にできるように変更。

 さらに同社が独自開発したハードウェアを院内PCに接続することで、インターネット接続のあるタブレットやスマホで作成したオンプレカルテでも手間なくカルテ原稿を安全に転送できるようになった。

 このほか、診療科専用AIの第一弾として、糖尿病内科専用AIをリリースする。糖尿病内科の実臨床の音声データ(匿名処理済)を用い、糖尿病内科頻出の医療用語の変換精度が高いAIモデルを開発。糖尿病内科専門医と共同開発した日常的な診察と栄養指導専用の診察テンプレートの提供を開始し、クオリティーの高い記録作成が可能になったという。

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