速く走るの禁止! 富士の6時間耐久エコランに6年ぶりに出場も痛恨のペナルティー

文●西川昇吾 編集●ASCII

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プリウスの燃費を上回るために、快適性などを切り捨てた燃費スペシャル「インサイト」

 1月のある日、ASCII.jpのスピーディー末岡氏から連絡があり「1月27日に開催されるエコランレースに出るんだけど、レポートを書いてくれない?」とのこと。筆者の地元富士スピードウェイでの開催ということもあり、応援を兼ねてレポートを引き受けることにしました。

 当日の朝、スピーディー氏と会うと「サーキットを走るのだいぶ久しぶりなんだよね……最後に入ったのって数年前のエコラン以来かな(エコの最速に挑む! 「TMSC富士6時間耐久エコノミーラン2018」に参戦!)」と語っていました。久々に自身の運転でのサーキット走行となるそうですが、果たしてスピーディー氏は無事に戻ってこられるのか? ドキドキのエコラン参戦の様子をお届けします。

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ガーデンクリニックレーシングのみなさん

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その場で走行順を決めた

エコランってどんなレース?

 当日の様子を紹介する前に、簡単に今回の大会に関してご紹介。今回スピーディー氏が参戦したレースの正式名称は「TMSC 富士6時間耐久エコノミーラン2024」。トヨタモータースポーツクラブが主催しているレースで、エコランと名称にあるように使用可能なガソリン量が決まっていて、燃費走行が求められます。

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 規定ガソリン以内でどれだけ前のポジションで6時間後のチェッカーを受けられるかで順位が決まり、規定ガソリン量よりも多いガソリンを使用してしまうと1リッターで2周、2リッターまでで4周というペナルティーで結果から周回数が減算されてしまいます。

 「速く走ってはいけない」というのもこのレースの特徴で、1周は「3分10秒」以下で周回しなければならず、これより早いタイムで周回するとペナルティの対象です。また、8回以上のピットインも義務付けられています。そのほか、コドライバーの乗車が必須となっているのも独自のポイントです。

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スターティンググリッドはくじ引き!

 今回スピーディー氏がご一緒したのは前回同様「ガーデンクリニックレーシング」さんで、使用車両はHondaの初代「インサイト」。ドライバーは9名の体勢でした。ガーデンクリニックレーシングは、美容外科医師の大庭さんが中心となって結成されたレーシングチームでインタープロトシリーズなどに参戦しています。

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チームオーナーの大庭英信さん(中央)。美容外科や美容整形の「ガーデンクリニック」の理事長を務める

 予選は抽選で決定されるため、本当に運に左右されます。グリッドに並べられた我らがインサイト君のもとへと歩くと結構後方……。45番グリッドにたどり着き、記念撮影をしたのち、スタートドライバーの土屋選手にインサイトを託して皆さんでピットへと戻りました。

 スタートはSC(セーフティーカー)先導のローリングスタート。バラエティー豊かな車種ラインアップのSCランは見ていて楽しいものです。

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SUPER GTなどと同じく、SC先導のローリングスタートです

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前走者から走りの感じやアドバイスを聞くチームメンバー

スピーディー末岡、グローブ紛失

 スタートの土屋選手がそろそろ戻ってくる頃、スピーディー氏も準備を開始。彼のドライブは3番目ですが、その前にコドライバーとしての役割があり、まずコドライバーを担当して次のピットインでドライバーにジョブチェンジするのです。

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 そんなスピーディー氏は「実は昨日探したんだけどグローブ見つからなくて……急遽作業用の軍手を持ってきたんだよね」と話します。グローブを紛失してしまうほど久々のサーキット走行。無事に帰ってきてほしいという思いから筆者のレーシンググローブを貸すことを提案。サイズ的にも何とか使用することができ、無事に装着してインサイトへと乗り込みました。

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グローブを借りるスピーディー末岡

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 再びインサイトがピットへと戻ってきて、いよいよスピーディー氏がドライブする番。不安を覚えながらもコースインしていきます。コース外から撮影をしていましたが、最初は少しライン取りに戸惑いが見えましたが、徐々にそれっぽいライン取りで走行し、慣れてきた様子を披露。「これなら大丈夫そう」と安心しながら撮影をし、スピーディー氏のスティントが終わったところで筆者もピットへと戻りました。

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スピーディー末岡、チーム初のペナルティ!

 ピットへと戻ると少し落ち込んだ様子のスピーディー氏が……。話を聞いてみると「実は2秒速く走っちゃって、ペナルティー貰ってしまったんだよね」とのこと。久々のサーキット走行ながら、後半では大分慣れてきたということで「特に第3セクターが気持ちよくクリアできた」と、とても気持ちよく走れていたようです。「これは10秒ギリギリのタイムで、イイ感じに周回できた!」と感じていたようですが、結果的に2秒ほど速く周回してしまい、チーム初となるペナルティーに。このレースの難しさを痛感したようです。

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 ただ、久々のサーキット走行はとても楽しかったようです。それはインサイトというクルマの影響も大きいでしょう。「あのクルマは速かったね! 色んなコーナーで減速しなくて済んだし、グリップ感と何よりクルマが軽い感触があって運転していてとても楽しかったよ!」

 その後、別のドライバーもペナルティーを受けてしまいました。最速タイムが規定で定められているからこそ、みんなギリギリのラインを狙いたがってしまうのです。レース後半では、場内実況チームが各ピットを回りインタビューを実施。ガーデンクリニックレーシングの番になると、ペナルティを受けたことをスピーディー氏はしっかりと弄られておりました。

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ペナルティーを受けるとココで60秒間停止しないといけないうえ、そのラップはドライバーチェンジができない。ここで60秒止まって、次のラップでまたピットに入ってドライバーチェンジとなる

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なんでペナルティーになっちゃったんですか~? とイジられるスピーディー末岡氏

 今回メンバーは10人いるため、9回のピットストップになりますので、スピーディー氏の出番はこれでおしまい。貴重な1回でペナルティーを受けてしまい、だいぶ凹んでおりました。

 6時間にわたる長丁場も無事終了。我らがインサイトを始め、参加した全車が無事にチェッカーを受けることができました。

 結果はというと……なんと賞典外。実はエントリーしていたクルマから急遽変更になり、登録変更が間に合わなかったため(クラスも変わってしまうので)。残念だけど仕方ないですね。

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時間が余ったため、第1走者だった土屋さんが最後にもう1回走った

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ピットウォールに駆けよってチェッカーを祝う

次はASCII自動車部での参戦か!?

 「速く走ってはいけないレースなので、目を三角にせずに走れるけど、いろんなレベルのドライバーがいるから、“このクルマはこんな動きをするかな?”という、かもしれない運転が必要だね。でも久々にリアルで走った富士スピードウェイは楽しかったよ!」とレースを振り返ったスピーディー氏。最後には今後を期待させるコメントを残していました。

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 「またエコランに出たいけど、もし可能ならばASCII自動車部で出たいね! そしたら新 唯ちゃんやゆみちぃ部長もドライバーとして参加させて……。でもまた大庭さん誘ってもらえるなら、ガーデンクリニックレーシングで出るけどね」とのことですが、紙面映えしそうなドライバーを集めたASCII自動車部での参戦はあり得るのか? 今後の展開にも注目していきたいところです。

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6時間耐久レース終了! また来年!?

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