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一期一会をイノベーション創出につなげる 現代のビジネス版「茶室」が堺市中百舌鳥にオープン

堺市中百舌鳥エリア イノベーション交流・共創拠点「Community room cha-shitsu(略称:茶室)」オープニングセレモニー

特集
堺市・中百舌鳥の社会課題解決型イノベーション

提供: NAKAMOZUイノベーションコア創出コンソーシアム、堺市

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 イベントとは別途、ATOMicaの南原氏と和田氏、山本氏に話を伺ったのでコメントを紹介する。

株式会社ATOMica 代表取締役Co-CEO 南原 一輝氏

南原氏:ATOMicaは、コワーキングスペースや共創空間と呼ばれる多様な人々が集まりつながる「場・施設」の運営と、それを実現するための仕組みやテクノロジーを開発しているスタートアップ企業です。

 私は堺市出身で、この「茶室」がある中百舌鳥は個人としてゆかりがあり、思い入れも深い場所です。堺市には昔からさまざまな事業者が活動しており、ものを生み出してきた企業がたくさんあるのが魅力です。私自身は大学生の時に起業した後、卒業後には東京に出て大手総合商社に勤めたり、米国シリコンバレーで新規事業開発に携わったりしてきた中で、あらためて地元・堺市の魅力を再発見しました。

 堺市には大企業の拠点や本社をはじめ、地元でものづくりを続けてきた中小企業もたくさんあり、さらに優秀な学生を数多く輩出する総合大学もあります。まさにシリコンバレーのようなイノベーションを生み出していく“土壌”が、堺市にはあると感じています。

 私たちはただ施設を運営するというのではなく、人と人のつながりから地域単位で共創・協業を生み出す仕組みを大事にしています。そこで運営にあたっては現地をよく知るコミュニティマネージャーを置き、いつ誰がどんな目的で施設に来ても、気持ちよくコミュニケーションできる場づくりを目指しています。コミュニティマネージャーが橋渡し役となって、「茶室」を訪れる人たちをつなぎ、情報をつないでいくことで、堺市で挑戦しようする人たちをお手伝いしたいと思っています。

コミュニティマネージャーを務める山本 実憂氏(左)と和田 浩志氏(右)

和田氏:この「茶室」を、誰もが気軽に足を運べる、そんな場にしていきたいと私たちは思っています。コワーキングスペースは全国にたくさんありますが、どうしても起業家やビジネスパーソンのための施設と思われがちで、「あるのは知ってはいるけど入りづらい」と感じる人もいるかもしれません。でも、私もそうだったのですが、ひとつのきっかけや出会いで大きく変わります。

 誰しも自分が興味関心のあることなら、「自分を出して人と話せる」というものがあると思います。「茶室」ではいろんなテーマのイベントや交流会を行なっていきます。そうした機会に、共通の関心やテーマを持つ人と出会うことで、人脈や可能性が大きく広がっていきます。起業を目指す人はもちろん、子育て世代の女性も学生も、この「茶室」を「最初の一歩」を踏み出すきっかけにしてもらえたらと思います。

山本氏:私は年代が近いこともあるので、とくに学生や若い世代のサポートもできたらと思っています。私自身は大学在学時からスタートアップ企業にインターンとして入り、事業に携わっていました。でもその時は同じように活動する学生は周りにおらず、ビジネスや起業に興味はあっても話ができる・相談できる仲間があまりいなくて、心細い気持ちもありました。

 学生の時は興味や関心があっても、どう動けばいいのかわからないこともあるでしょう。私も同じような経験がありますので悩みを聞いたり相談にのったりすることもできますし、同じ志を持つ仲間を相互に紹介することもできます。そうしたことを通じて、堺市の学生のみなさんが「茶室」に集って、新しいことに挑戦していってもらえたらうれしいです。

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