永井豪先生原作のロボットアニメをゲーム化!
アラフィフ大歓喜!ゲーム版『UFOロボ グレンダイザー』は原作愛あふれるスーパーロボットA・ADVだった【TGS2023】
3gooがPlayStation 5向けとして2024年に発売を予定している『UFOロボ グレンダイザー:たとえ我が命つきるとも』。タイトルでピンと来た人は筆者ときっと同世代。1970年代にマンガやアニメで人気を博した「UFOロボ グレンダイザー」が3Dアクションアドベンチャーとなって令和の世に出現するのだからオドロキだ。
『UFOロボ グレンダイザー:たとえ我が命つきるとも』TGSトレーラー
URL:https://www.youtube.com/watch?v=A1QMcfGy0CY
TGSに出展されていたのは、ゲームの一部である3Dアクションパートをプレイできるバージョン。まず触ってみての第一印象は“ヒロイックさ”にあふれている点。グレンダイザーを駆ってフィールドを進んでいき、ひとりで次々と出現する円盤獣をなぎ倒していくのは古き良きロボットヒーロー像そのものだ。
そもそもの物語からして、亡国の王子として地球に流れ着いたデューク・フリードが、第二の故郷となった地球を守るために巨大ロボットのグレンダイザーに乗って戦うというストーリーは、ヒロイズムまみれ。ロマン漂う世界観はゲームに向いているのかもしれない。
余談ではあるが、本作を開発しているのはフランスの開発会社Microids(ミクロイド)。「なぜフランス?」かというと、かつてヨーロッパ圏では「グレンダイザー」のアニメが放送され国民的人気作となったことが背景にある。
子どもの頃に憧れたヒーローを自分たちの手でゲーム化するのも、ロマンあふれる話だ。
気になるゲームのテイストはというと、爽快にして軽快。スーパーロボットであるグレンダイザーだが、パンチを連打したり相手の攻撃を回避したりと身軽な動きでサクサクとした遊びごたえとなっている。
グレンダイザーといえば多彩な武器でも知られるが、その多くが再現されている。基本攻撃は連撃が可能なダイザーパンチに強攻撃のダブルハーケン、構えモーションから遠距離の敵に飛ばすスクリュークラッシャパンチといった具合。
反重力ストームで敵のシールドを破壊したり、敵の攻撃をジャスト回避してからの攻撃ボタンで追撃のハンドビームも出せる。ゲージを溜めると出せるスペースサンダーは、威力もさることながら専用のカットイン演出があり、まさに必殺の一撃だ。
といった具合に原作再現度という点では、あふれるリスペクトを感じずにはいられない仕上がり。前述の技の再現度もだし、セルルックではないがアニメっぽさを感じさせるビジュアルも絶妙だし、アニメで聞いた作曲家の菊池俊輔さんの名曲がアレンジして使われているのも熱い。
個人的には、ステージの最後に出現する円盤獣ギルギルを倒すと、首を引きちぎるカットシーンが挿入されるあたりにダイナミックな永井豪先生イズムを感じてニヤリとしてしまった。
ゲーム本編ではスペイザーと合体しての3Dシューティングシーンや、兜甲児が乗るTFOを操っての2Dシューティングも楽しめるとのこと。出展バージョンは英語音声/日本語字幕であったが、製品版には日本語音声も収録されるという。今から発売が楽しみだ。
【ゲーム情報】
タイトル:『UFOロボ グレンダイザー:たとえ我が命つきるとも』
ジャンル:アクションアドベンチャー
販売:3goo
発売元:Microids
開発:Endroad
プラットフォーム:PlayStation 5
発売日:2024年予定
価格:未定
CERO:未定
©Go Nagai/Dynamic Planning
©Dynamic Planning・TOEI ANIMATION
UFO ROBOT GRENDIZER - THE FEAST OF THE WOLVES.
Developed by Endroad. Produced and Published by Microids. Additional development by Microids Studio Paris.
Published and Distributed by 3goo K.K. in Japan.
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