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組みたい自作PC構成まるわかり!! 第86回

【今月の自作PCレシピ】ワットパフォーマンスが優秀なゲーミングPC

2023年02月14日 14時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII

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 動画や音楽の視聴、ゲーミングといった用途やコスト、筐体サイズを重視するなど、自分好みに組み立てられるPC自作。ただ、その自由度の高さに比例して、パーツ選定にはある程度の知識や時間が必要になる。

※写真はイメージです。実際に使用するパーツとは異なります

 そんなパーツ選定に悩まずに済むよう、秋葉原の主要パーツショップ店員に聞いたオススメパーツ構成を紹介。コスト重視の激安から、最新ゲームをヌルヌル表示でプレイできるゲーミング構成まで、さまざまなPC構成を毎月お届けしよう。

 秋葉原や通販で、“○○○を快適に楽しめるPC自作パーツをサクッと買いたい!!”、“どんな構成が良いのか見当がつかない”といった人は注目してもらいたい。

1Wあたりの性能を重視して
Ryzen 5 7600Xで組む

 新年早々にAMDもTDP65Wの無印版を投入するも、人気は第13世代インテルCoreプロセッサーに一歩譲っているRyzen 7000シリーズ。そんなRyzen 7000を使った自作レシピが、本コーナーおなじみの中央通りの黒いビルこと、TSUKUMO eX. 6階スタッフから届いたのでお届けしよう。

 そのコンセプトはワットパフォーマンスとのこと。AMD Ryzen 7000シリーズと言えば、温度リミットが標準で95度になっているのと、自動オーバークロック機能「Precision Boost Overdrive(PBO)」が効く仕様のため、360mm水冷ユニットを組み合わせても爆熱になってしまうが、動作TDPや温度リミットを設定することで、ワットパフォーマンスを維持したまま空冷CPUクーラーでの運用を狙えるという。

 そんな設定を簡単に行なえるMSI製マザーボードとともに、旬なパーツで構成したレシピを紹介していこう。

BTO PCからPCパーツまで、PC関連が一式そろうTSUKUMO eX.。秋葉原UDXパーキングから近く、PC一式の持ち帰りも楽だ

いつもこだわりある構成を提案してくれる6階スタッフの紅谷さん。予算や目的を伝えて、ベストな構成を考えてもらおう

ワットパフォーマンスが優秀なゲーミングPCレシピ
CPU AMD「Ryzen 5 7600X」
(6コア/12スレッド、最大5.30GHz)
3万6800円
CPUクーラー ProArtist「BASIC5 S」
(空冷、サイドフロー、120mmファン)
5980円
マザーボード MSI「MAG B650 TOMAHAWK WIFI」
(AMD B650、ATX)
3万6980円
メモリー Corsair「VENGEANCE 32GB CMK32GX5M2B5600C36」
(16GB×2枚、DDR5-5600)
2万6400円
SSD Western Digital「WD_Black SN770 NVMe WDS100T3X0E」
(1TB M.2 SSD、PCIe 4.0)
1万3200円
ビデオカード GIGABYTE「GeForce RTX 4070 Ti EAGLE OC 12G」
(GeForce RTX 4070 Ti、12GB GDDR6X)
13万7800円
PCケース NZXT「H5 Flow」(ミドルタワー) 1万2980円
電源ユニット Corsair「RM750X 2021」
(80PLUS GOLD、750W)
1万7980円
電源ケーブル Corsair「12+4pin PCIe Gen 5 Type-4 600W 12VHPWR cable」
(12VHPWRケーブル)
2500円
ケースファン NZXT「F140P」(140mm) 2基 3960円
総額(税込)   29万4600円

※価格は2月11日調べ。店頭価格ならびに在庫を保証するものではありません。

6コア/12スレッドのRyzen 5 7600X。デフォルトはPPT 142W、TDC 110A、EDC 170Aになっている

Ryzen 7 7700Xもおすすめ。その場合の総額は1万3000円アップの30万7600円になる

TDP 65Wの無印版も登場したが、“X”付きのほうが安価に。TDPを下げて運用すれば同じなので、今買うなら“X”でキマリだ

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