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組みたい自作PC構成まるわかり!! 第86回

【今月の自作PCレシピ】ワットパフォーマンスが優秀なゲーミングPC

2023年02月14日 14時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII

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Ryzenの動作を手軽に変更できる
MSIのマザーボード

 CPUの動作を決めるマザーボードは、AMD Ryzen CPUのTDP(PPT/TDC/EDC)を簡単に設定できる項目(「Config TDP」など)を備えているMSIでキマリという。コストを抑えたAMD B650チップセット採用マザーボードのなかから紅谷さんが選んだのは、LEDギミックを搭載しないシックなブラックカラーデザインが人気の「MAG B650 TOMAHAWK WIFI」だ。

AMD、インテルともに定番人気となっているTOMAHAWKシリーズのマザーボード「MAG B650 TOMAHAWK WIFI」

 DDR5オンリーとあって、Socket AM5プラットフォームは価格が高くなる。それは「MAG B650 TOMAHAWK WIFI」も同じで3万7000円前後になるが、スペックは堅牢な80A SPS 14+2+1フェーズの電源回路に、2.5ギガビットLNAやWi-Fi 6Eの対応と充実している。そのうえ、AMDはCPUソケットの変更スパンが長いので、元は十分取れると言える。

 DDR5メモリーも良い感じに値下がりしているので、導入ハードルは下がっている。本レシピでは、そこそこ高速なDDR5-5600駆動に対応する16GB ×2枚セット品を組み合わせている。

LEDギミックは搭載しないシックなデザインの「MAG B650 TOMAHAWK WIFI」。M.2ヒートシンクも2基備わっている

リアのUSBポートは10ポートと豊富なので、ゲーミングデバイスやキャプチャーユニット、ウェブカメラなど接続に困ることはないだろう

DDR5メモリーには、5600MHz駆動に対応するCorsairの16GB×2枚セット品を選択

Corsair「VENGEANCE」シリーズはヒートスプレッダーを装備する

メインストレージは鉄板NVMe M.2 SSDのひとつであるPCIe4.0対応のWestern Digital「WD_Black SN770 NVMe」の1TBモデルだ

 CPUクーラーには、マザーボードでTDPをカスタマイズすることを前提に、2基の120mmファンとツインタワーヒートシンクで構成したProArtistのハイエンドCPUクーラー「BASIC5 S」を組み合わせている。為替の影響でNoctua、Deepcoolが価格上昇気味のなか、6000円を切る価格でRyzen 7やCore i7を十分冷やせる性能を備えている。

コスパが光るProArtistのCPUクーラー「BASIC5 S」。価格は5980円になる

全高は153mmと扱いやすい大きさになっているのも特徴のひとつだ

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