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【2022年自作まとめ】秋葉原PCパーツ街を振り返る

2022年12月30日 13時00分更新

文● ドリル北村

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 2022年の自作PC業界は、Ryzen 7000シリーズと第13世代Coreプロセッサーが発売され、AMD対インテルのCPUガチンコ対決が繰り広げられた。

 ビデオカードではNVIDIAがGeForce RTX 40シリーズを投入してAMDを引き離そうとするが、AMDもRadeon RX 7000シリーズを投入し対抗するなど、ライバルメーカー同士の市場シェアの奪い合いが熱い1年だった。

 そんな2022年はどんな年だったのか、自作PCニュースを振り返ってみよう。

1月
Radeon RX 6500 XTとGeForce RTX 3050が発売

 AMDのエントリーGPU「Radeon RX 6500 XT」とNVIDIAのエントリーGPU「GeForce RTX 3050」を搭載するビデオカードがそれぞれ発売された。Radeon RX 6500 XTの価格はおよそ3万3000円~3万8000円。GeForce RTX 3050は5~6万円で、発売当日に一部のモデルで3万9800円の初回限定価格があり、これは即完売した。

Radeon RX 6500 XTとGeForce RTX 3050

 ビデオメモリーがGDDR6X 12GBに増量された「GeForce RTX 3080」が各社から発売された。メモリー以外の部分でも強化されているのが特徴で、CUDAコア数が8704基から8960基、メモリバス幅が320bitから384bit、消費電力が320Wから350Wに増えている。販売価格は約20~23万円で、上位のGeForce RTX 3080 Ti並みとなっている。

GDDR6X 12GB版の「GeForce RTX 3080」。ビデオメモリーが増えたことで、4Kゲーミングにおいて快適度が増した

 一方、第12世代インテルCoreプロセッサーの新モデルも、Core i7からCore i3まで計8モデルが一斉に登場した。同時に新型チップセットとなる「H670」「H610」「B660」を搭載するマザーボードも発売された。

昨年11月に発売されたCore i9-12900K~Core i5-12600KFに続き、第12世代インテルCoreプロセッサーの下位モデルが一斉に発売。このなかには大人気となった「Core i5-12400」も含まれる

2月
Core i9に12900と12900Fが追加

 第12世代インテルCoreプロセッサーの「Core i9-12900」と「Core i9-12900F」が発売された。オーバークロック対応のK付きと比べPBPが125W→65Wになっている点がポイントだ。どちらのモデルにも純正CPUクーラーが付属している。

Core i9に12900と12900Fが追加。PBPが65Wになったぶん扱いやすくなっている

 プロ向けのGPUであるNVIDIA RTX A4500を搭載するビデオカード「NVIDIA RTX A4500」が登場した。Ampereアーキテクチャーを採用するハイエンド向けのビデオカード。主なスペックはCUDAコア数7168基、Tensorコア数224コア、RTコア数56コア、メモリーバス幅320bit、メモリー帯域640GB/secで、ブロアーファンタイプの2スロットVGAクーラーを搭載する。

NVIDIA RTX A4500を搭載するビデオカード「NVIDIA RTX A4500」。ビデオメモリーはECC付きのGDDR6 20GBを搭載。4画面の同時出力もできる

3月
Razerが液晶ディスプレー業界に参入

 Razer初のゲーミング液晶ディスプレー「Razer Raptor 27」の販売がスタートした。人気ゲーミングブランドのRazerがついに液晶ディスプレーに参入するということで、大きな話題となった。ゲーミングディスプレーでは世界初となるTHX認定を取得しているのが特徴だ。

27型でWQHD解像度に対応。応答速度1ms、リフレッシュレート165HzのIPSパネルを採用する。価格は15万4000円

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