ネットを介してスマホから制御できる電源タップが登場して10年以上は経ったと思うが、ここ1年ほどは世の中の「スマート」騒ぎもだいぶん落ち着いてきたようだ。通称「スマートプラグ」とか「スマートコンセント」とか呼ばれる電気の通電をスマホや音声でオンオフできるIoT入門系商品も各社一巡した。
この連載コラムでも、過去にスマートプラグそのモノやそれを利用してできる、便利なオタク生活の一部をご紹介してきた。多くのスマートプラグは壁面コンセントに直差しすることが多く、ほかのコンセント差込口をふさがないコンパクトな形状が一般的だ。
使用目的の大半は、単体のレガシーな家電製品を音声や遠隔からスマホアプリなどでコントロールすることだ。もちろんスマートプラグにテーブルタップのプラグケーブルを挿して、電力量の許す限り、複数のレガシー家電をたこ足管理することも可能だが、複数のレガシー家電のオンオフのタイミングを個別操作することは不可能だ。
そんな一斉オンオフ操作や、コンセントごとのオンオフ、加えて4個のUSBポートのオンオフ操作までをいとも簡単に実現してくれるテーブルタップが、本日ご紹介する「Meross」ブランドで国内でも発売されている「スマート電源タップ」だ。
パッケージには、スマート電源タップ(1.8mのパワーコード付き)本体と取説だけが入っている。筆者の衝動買いしたMerossモデルMSS425Fは拡張ACコンセントは4個口を備える。またUSBポートは4個。電源スイッチでUSBポートを含む全体電源のオンオフができる。しかし、コンセント別やUSB電源のオンオフ操作は、後述するスマホアプリが必要となる。
今回、筆者の衝動買いしたモデルは本体サイズが長さ280×幅45×高さ30mmで480g。入力は15A、100-125V(50〜60Hz)、ACコンセントの最大出力は15A、1500W以下。USB出力は5Vで合計4.0A、単一では5V 2.4Aと規定されている。同ブランドのほかのモデルには、もう少しコンパクトなコンセント3個口+2 USBポートモデルも存在するので目的に応じて選択すればよいだろう。
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