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Windows情報局ななふぉ出張所 第255回

M1の弱点は克服できたか:

アップル新型「MacBook Pro」改善された外部ディスプレイ出力を試す

2021年12月01日 09時00分更新

文● 山口健太

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HDMIを使わずに2画面出力、ドックとの相性も良さそう

 実際に8コアのM1 Proを搭載した標準的な構成の14インチMacBook Proを用いて、外部ディスプレイ出力を試してみました。なお外部ディスプレイの解像度は4K、リフレッシュレートは60Hzです。

 新型MacBook ProはThunderbolt 4を3ポート、HDMIを1ポート備えています。その組み合わせとして、「USB Type-C - DisplayPort」ケーブルを2本使った2画面出力ができました。これはM1搭載Mac miniとも異なる仕様です(Mac miniでは2画面出力のうち1つはHDMIを使う必要があった)。

HDMIを使わずに外部2画面出力が可能

 HDMIポートからの4K/60Hz出力は、「プレミアムハイスピード」表記のあるHDMIケーブルで問題なく動作しました。標準的なHDMIケーブルでは60Hz表示が安定せず、30Hz表示が基本になるようです。このあたりは他機種と同様の使い勝手です。

 Thunderbolt 3ドックとしてはCalDigit製の「TS3 Plus」も試しました。ケーブルは「USB Type-C - DisplayPort」と「DisplayPort - DisplayPort」の2本を用意し、ドックのThunderbolt 3(ダウンストリーム)とDisplayPortを使って2画面に出力できました。

Thunderbolt 3ドックの使用例。MacBook Pro本体とは1本のケーブルで接続

 ドックの利点は、MacBook Pro本体につなぐケーブルを1本にできることです。TS3 Plusでは87Wの給電に対応しており、macOSからも87Wの充電器として認識されています。

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