新しいM1 Pro/M1 Maxプロセッサーを搭載した新型「MacBook Pro」では、従来のM1搭載Macの弱点だった外部ディスプレイ出力機能が改善されています。この1年、いろいろと工夫しながらM1搭載モデルを使ってきた筆者の視点から検証してみました。
M1搭載Macの弱点だった外部ディスプレイ出力
2020年発売のM1搭載Macでは、外部ディスプレイ出力機能がMacBook Airと13インチMacBook Proは外部に1画面のみ、Mac miniでは2画面出力のみとなっており、インテル搭載モデルに比べて制限がありました。
M1の仕様として、出力できる画面は本体内蔵ディスプレイを含めて2つまでと考えられるものの、MacBook本体を閉じて外部2画面を出力するといった機能もありませんでした。
この制限を超えて出力する画面を増やすには、iPadと連携した「Sidecar」機能や、DisplayLinkのチップを搭載したUSBアダプターを使う必要がありました。
これに対して、新たに登場したM1 Proでは外部2画面、M1 Maxでは最大で外部4画面に出力できるようになっています。

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