NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクという携帯電話3社の決算が出そろった。各社とも3月にオンライン専用プランをスタートさせたことで収益に与える影響が気になるところだ。実際に、ユーザーの動向を含めて、収益にどんなインパクトがあったのか。
NTTドコモ「amamo」を皮切りに、ソフトバンクが「LINEMO」、KDDIが「povo」を投入。いずれも3000円を切る料金で20GBのデータ容量が使えるのが特徴だ。
3社のオンライン専用プランのうち、最も人気があるのがahamoだ。NTTの澤田純社長によれば、すでに180万契約を突破しているという。オンライン専用プランとしてはahamoが最初に発表され、世間に衝撃を持って迎えられた。澤田社長は「ドコモということで通信品質が良く、使いやすいという意見が多い。タイミングとユーザーのニーズに合ったサービスだったのではないか」と分析している。
ユーザー属性に関しては「ドコモからの移転が多いが、他社からのMNPもそれなりにある」(澤田社長)とのことだ。
この連載の記事
-
第194回
トピックス
中国スマホメーカー、日本への攻勢強める 格安折りたたみスマホで勝負 -
第193回
トピックス
ドコモが狙う“スマホの次“ iPhoneから「Vision」の時代へ -
第192回
トピックス
KDDI「povo」世界進出へ “黒子に徹する”新ビジネスとは -
第191回
トピックス
スマホ基地局を安くする ドコモとNECが世界展開する「オープンRAN」とは -
第190回
トピックス
KDDI対ソフトバンク “快適な5G”競争に本気出す -
第189回
トピックス
ドコモはユーザーの期待を裏切らないよう、品質改善に資金をつぎ込んでいくべきだ -
第188回
トピックス
楽天・三木谷氏、モバイルの次は“AI” アマゾンとの違い強調 -
第187回
トピックス
能登半島地震、携帯キャリア“異例”の共同会見 ライバル同士が手を取り合い、復旧活動する時代に? -
第186回
トピックス
ソニーのXRは圧倒的に解像度が高かった アップルと違い、クリエイターに特化した作りに -
第185回
スマホ
量販店「1円スマホ」駆け込み需要で混雑 12月27日から割引規制強化 -
第184回
トピックス
「2025年のNTT法廃止にはこだわらない」NTT島田社長、自民党の提言ひっくり返す - この連載の一覧へ